「このマンガがすごい!2025の作品を全部チェックしたい!」
「一覧でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、このマンガがすごい!2025の結果を、オトコ編・オンナ編ごとにランキングTOP10を紹介します。
それでは見ていきましょう!
『このマンガがすごい!』は宝島社が毎年12月に発行するマンガガイドです。
本書では、前年10月1日から当年9月30日までに刊行された単行本を対象に、書店員・編集者・評論家・大学の漫画研究会メンバーなどマンガをよく読む“識者”70〜200名前後が、それぞれオススメしたい5作品を順位付けし、「オトコ編」「オンナ編」としてランキング化しています。
“今、読むべきマンガ”を探すための信頼性の高いガイドです。
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このマンガがすごい!2025年結果一覧|オトコ編

まずは、『このマンガがすごい!2025|オトコ編』の1位〜10位を紹介します。
先に結果一覧をお見せしますね↓
順位 | 作品名・受賞者 |
---|---|
1位 | 君と宇宙を歩くために (泥ノ田犬彦) |
2位 | ふつうの軽音部 (クワハリ) |
3位 | どくだみの花咲くころ (城戸志保) |
4位 | ザ・キンクス (榎本俊二) |
5位 | 路傍のフジイ (鍋倉夫) |
6位 | カグラバチ (外薗健) |
7位 | 雷雷雷 (ヨシアキ) |
8位 | この世は戦う価値がある (こだまはつみ) |
9位 | COSMOS (田村隆平) |
10位 | ねずみの初恋 (大瀬戸陸) |
1位:君と宇宙を歩くために
作品名 | 君と宇宙を歩くために |
---|---|
著者 | 泥ノ田犬彦 |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 未完結 →4巻まで発売中(2025/9現在) |
勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの小林。ある日彼のクラスに変わり者の宇野が転校してくる。小林が先輩から怪しいバイトに誘われているところを宇野に助けられ、その出来事をきっかけに2人の距離は縮む。宇野のことを知れば知るほど彼の生き方に惹かれ、自分も変わろうと行動する小林だったが…。「普通」ができない正反対の2人がそれぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘する友情物語。
読んだ感想
小林の不器用さと宇野のまっすぐさが響き合っていて、読んでいて心を揺さぶられました。これからも二人の歩みを見守っていきたくなる作品です。
(20代男性)
宇野がノートを命綱みたいに抱えている姿に胸を打たれました。彼なりの工夫がすごくリアルで、読んでいる自分まで励まされる気がしました。
(30代男性)
2位:ふつうの軽音部
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】
ちょっと渋めの邦ロックを愛する新高校1年生・鳩野ちひろは、初心者ながらも憧れのギターを手に入れ、念願の軽音部に入部する。個性豊かな部員たちに困惑しつつも、バンドを結成することになるが――!? 超等身大のむきだし青春&音楽奮闘ドラマ、開幕!!
読んだ感想
はとっちの頑張りや歌声に引き込まれました。軽音部あるあるや人間関係の描写がリアルで、「普通」の中にある味わいがじんわり心に残ります。これからの部の変化が楽しみです。
(30代男性)
ちひろがギターを手にして一歩踏み出す瞬間がすごく好きです。共鳴する音や想いが伝わってきて、何度読みたくなる。次の巻が楽しみです。
(10代男性)
3位:どくだみの花咲くころ
作品名 | どくだみの花咲くころ |
---|---|
著者 | 城戸志保 |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 未完結 →3巻まで発売中(2025/9現在) |
癇癪持ちで予測不能な動きをする信楽はクラスでも浮いた存在。
なんでもソツなくこなす優等生の清水は図工の時間に盗み見た彼の紙粘土の作品に
心を奪われ遠くから信楽の観察をはじめることに。
ある日、清水は偶然近所の空き地に信楽が入っていく姿を見つける。
彼が帰ったあと、その場所にいくとそこには独創的な形の草人形があった。
その人形をみた清水は衝撃を受け、信楽沼にハマっていく…。
優等生と問題児の不穏で愉快な友情物語開幕!
読んだ感想
信楽くんの存在感がすごくて、不思議と目が離せませんでした。清水くんとのやりとりがなんとも言えずリアルで、読み終わったあとも頭から離れない作品です。
(30代男性)
清水くんが信楽くんの紙粘土に心を動かされるシーンが印象的でした。ふたりの距離感にドキドキしたり切なくなったりして、ページをめくる手が止まりませんでした。
(20代男性)
4位:ザ・キンクス
演劇部OBで舞台劇をやる
義父をデイケアに送り出す
娘の中学校の三者懇談
孫が祖父母宅で夕飯を食べる
父が息子の小学校で特別授業
お祭りに行って歩いて帰宅以上がこれまでの『ザ・キンクス』の主たるあらすじです。
卒倒するほどフツーと言われる所以がおわかりいただけましたでしょうか。(作者X〈twitter〉より)2023年、「コミックDAYS」で月イチ連載を開始するや、SNSが大沸騰。
更新のたびに爆発的な反響を呼び、読者を多幸感と不可思議感のるつぼに叩き込んだ噂の野心作『ザ・キンクス』がついに単行本化されました。
紙の単行本は、渾身の作画がたっぷり堪能できるワイド判でお届けします。人間の根源を揺さぶり肯定する「家族」コメディ、たっぷりとお楽しみください!
読んだ感想
『ザ・シンプソンズ』みたいな親しみやすさがあって、でも榎本俊二ワールド全開。お義父さんのオチとか、暗闇のシーンとか、見開きページの遊び心に思わずニヤリ。クセになる…そんな作品です。
(20代男性)
何でもない日常なのに妙に引き込まれる不思議な感じ。錦久家のやりとりがポンポンくすっときて、しかもどこかじんわり優しい。読んでると家族っていいなって思えてきます。
(30代男性)
5位:路傍のフジイ
まだ誰の眼中にもない真ヒーロー、フジイ!
職場では空気みたいな存在感の独身男性。
なのに、その生き方は破格の格好良さ!コスパとかマウントとか承認欲求とか、そういうものの為に戦ってる人生が
なんだかどうでもよくなってくる…我々の価値観の外側で生きる男がここにいる!前作『リボーンの棋士』で才能を炸裂させた鍋倉夫氏が新たに生み出した
令和のニューヒーロー「フジイ」が、
みんなが囚われている「幸せ」の概念ごと、爽快にぶち壊してゆく!
読んだ感想
藤井さんって、いわゆる“空気な存在”なのに、なぜか気になっちゃいます。不器用だったり地味だったりするその感じが、妙にリアルで応援したくなるんですよね。
(30代男性)
世の中の“普通”や“頑張りすぎ”への違和感がある人には、グッとくる一冊。藤井さんのゆるさあるけど迷いないスタンスに、自然と惹かれちゃいます。
(20代男性)
6位:カグラバチ
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
読んだ感想
親父さんのキャラが大好きです。飄々としてるのに刀を持つと誰よりも頼れる姿に、チヒロが憧れるのも納得。笑えて熱くて、何度も読み返してます。
(10代男性)
金魚が飛び出す演出は圧倒されました。斬撃の一つひとつに華やかさと迫力があって、ページから音や光があふれてくるよう。次はどんな戦いになるのか、続きが待ち遠しいです。
(20代男性)
7位:雷雷雷
ガール・ミーツ・エイリアン!
エイリアンと戦争から50年――
市ヶ谷スミレ、18歳。
父親の残した借金返済のため宇宙害蟲駆除会社に勤務する日々。
そんなスミレの日常が、UFOにさらわれたことで一変する…!頭の中で聞こえる何者かの声…
襲いかかる宇宙害獣…
さらには軍事企業からも狙われて――!?働く少女とエイリアンのSFアクションコメディー、開幕!
読んだ感想
主人公のスミレが俗っぽくて逆に親近感わきました。宇宙怪獣に攫われたり、右手が怪物化したり…ギャグとシリアスのバランスが絶妙で、一気に引き込まれました。
(30代男性)
可愛い女の子たちやクセ強めキャラがワチャワチャしてるのが最高。怪獣寄りな設定だけど、不思議とほっこりするコメディ感でずっと読んでたいです。
(10代男性)
8位:この世は戦う価値がある
作品名 | この世は戦う価値がある |
---|---|
著者 | こだまはつみ |
出版社 | 小学館 |
完結or未完結 | 未完結 →4巻まで発売中(2025/9現在) |
2万RT10万いいねの超話題作 第1集!
伊東紀理(いとうきり)、社会人3年目。
積まれるエナドリ、仕事不調、
セクハラ職場にモラハラ彼氏。
「人の役に立ちたい」一心で
生き抜く日々に、一通の封書が届く。
そこに入っていたのは1枚のカード。
それは、彼女が自由に生きる権利となった。25歳、捧げるだけの人生の終わり。
そして、人生最大最後のリベンジが始まる!
読んだ感想
25歳OLの苦しい毎日から一転、自分のために生きる決断をする紀理の姿に、『自分も変われそう』って勇気をもらいました。共感しかない限界OL物語です
(30代男性)
社会の理不尽にガツンとやられてる主人公だけど、そこから自由に、生きたいように生きる姿が痛快で爽快。読んだあと心に何か空気が入ってく感じでした
(40代男性)
9位:COSMOS
『べるぜバブ』作者…新境地、SFドラマ!
人の嘘が見抜ける
高校生・水森 楓はドライに生きてきた…
謎の女子高生・穂村 燐に出会うまでは。失踪した水森の友人・相澤を
地球外生命体と言い放つ穂村。
彼女が語る…宇宙人専門の保険会社
「COSMOS」とは―――!?『べるぜバブ』の田村隆平…最新作にして新境地!
“未知との遭遇”が織り成す、
鮮烈SFヒューマンドラマ…開幕!
読んだ感想
主人公・水森の「嘘が臭いでわかる」能力、その描写が意外とリアルでハマりました。宇宙人専門の保険というぶっ飛んだ設定だけど、すっと世界に入っていけて、「次どうなる?」ってページめくる手が止まりませんでした。
(30代男性)
背景とかキャラ表情の細かさにも感心。宇宙人の暮らす街並みの描き込みは「ここ、本当にあるところ?」って思うほどリアルで、世界観にめっちゃ引き込まれました。次巻がマジで楽しみです。
(20代男性)
9位:ねずみの初恋
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。何も知らない普通の青年、碧(あお)。二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
読んだ感想
ねずみちゃんの“恋=初恋”っていう響きとのギャップに、最初から胸をグッと掴まれました。淡くて切ない恋と、裏社会のドロドロが同居してて、先が気になりすぎます。
(40代男性)
絵はほんわかしてるのに、血しぶきとかがいきなり出てくるから、見た目とのミスマッチが逆にすごく効いてる。ねずみちゃんとあおくんの純粋な距離感に、思わず胸がキュンとなるのに、その背景の重さがきつくて…でも止められない魅力。
(30代男性)
このマンガがすごい!2025年結果一覧|オンナ編

まずは、『このマンガがすごい!2025|オンナ編』の1位〜10位を紹介します。
先に結果一覧をお見せしますね↓
順位 | 作品名・受賞者 |
---|---|
1位 | 環と周 (よしながふみ) |
2位 | 恋とか夢とかてんてんてん (世良田波波) |
3位 | ボールアンドチェイン (南Q太) |
4位 | じゃあ、あんたが作ってみろよ (谷口菜津子) |
5位 | 恋せよまやかし天使ども (卯月ココ) |
6位 | ファミレス行こ。 (和山やま) |
同率7位 | スルーロマンス (冬野梅子) |
同率7位 | 突風とビート (椎名軽穂) |
9位 | 線場のひと (小宮りさ麻吏奈) |
10位 | 霧尾ファンクラブ (地球のお魚ぽんちゃん) |
1位:環と周
家族、恋、友情……さまざまな関係性で綴られる“好きのかたち”。
――現代編 中学生の一人娘が同級生の女の子とキスをしているのを目撃して動揺する妻。実は夫にも、かつて同級生の男の子を好きになったことがあった。
――明治時代編 大切な“お友達”になった女学生の環と周。周の縁談が決まり二人は離れ離れに……。
――70年代編 病気で余命わずかと知った環は、同じアパートに住む少年と出会い交流が始まる。
――戦後編 復員兵の周は元上官の環と再会し、闇市で一緒に店を始めるが、環には秘密があった。
――江戸時代編 周の夫を斬った相手は、幼馴染みの環だった。仇討ちのため再会したことから、二人の運命が変わり始める。
読んだ感想
時代も性別も立場も違う“環と周”が、輪廻みたいに何度も出会って、泣いたり考えたり…ラストの「また会ったね」がじんわり染みて、本当に読み返さずにはいられないなと思いました。よしなが先生ずるいです。
(20代女性)
現代→明治→昭和…と移るたびに空気も違うし、環と周の関係性も変わる。でも最後に現代に戻ってきたとき、「何度巡り会ってもこの人なんだ」って思えて、静かな幸福感があります。愛って深いなぁ…
(40代女性)
2位:恋とか夢とかてんてんてん
作品名 | 恋とか夢とかてんてんてん |
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著者 | 世良田波波 |
出版社 | マガジンハウス |
完結or未完結 | 未完結 →8巻まで発売中(2025/9現在) |
マガジンハウスのWebマンガサイト「SHURO」 で連載するや否や話題と共感を呼び、
2023年の年間PV数1位を獲得。
やるせない日常と片想いの心情を圧倒的解像度で描く、漫画家・世良田波波の初連載作品!切なさに、愚かさに、必死さに、痛いほど心が震える。
夢みて上京して10年、さえない毎日をおくるカイちゃん。
憧れだった東京が、今は苦しい。そんな彼女が見つけた光。
ーー29歳フリーター、人生を変える恋におちた。
平常心じゃいられない片想いの「ぜんぶ」が詰まった、
初期衝動全開の話題作!!〈この物語は…〉
悩まない人生も、痛くない恋も、この世にひとつもない。
圧倒的等身大で描かれる、大人になりきれない「私たち」の物語。夢みて上京して10年。29歳フリーターのカイちゃん。
生活に追われ、ただ時間だけが過ぎていく。
大好きだった絵を描くことも、SNSにUPしたって誰からも
「いいね」がもらえないつらさでやめてしまった。
そんな中、人生を変える恋におちたカイちゃんは、東京から大阪へ!生まれてはじめての片想いに暴走が止まらないカイちゃんの、
転がり続ける恋とか夢の物語。
読んだ感想
カイちゃん、29歳フリーターなのに思い切って大阪に飛んじゃう行動力…応援せずにはいられませんでした。SNSでのささいな反応に一喜一憂する姿が痛いほど共感で、自分の若かりし頃を重ねちゃいました。次の展開が気になって仕方ないです。
(30代女性)
「恋」っていうより、「夢に捕まった恋」って感じがしました。高円寺くんに振り回されながらも止まらないカイちゃんの想いに、胸の奥がギュッと熱くなりました。切なさと愚かさがリアルすぎて、すごく引き込まれました。
(20代女性)
3位:ボールアンドチェイン
作品名 | ボールアンドチェイン |
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著者 | 南Q太 |
出版社 | KADOKAWA |
完結or未完結 | 未完結 →3巻まで発売中(2025/9現在) |
宝島社『このマンガがすごい!2025』オンナ編 第3位
文藝春秋『CREA夜ふかしマンガ大賞2024』第4位性自認の揺らぎを感じつつも、”女”として結婚を控える〈けいと〉(20代後半・会社員)
夫婦仲は冷え切っているも、“妻”として役割を演じてきた〈あや〉(50歳・既婚)生まれたときに決められていた性別、
いつからか演じるように務めてきた”妻”という役割…「でも 違う選択肢もあったのかな?」
“普通は”という型に当てはめられたり扱われることに”違和感”を抱き、
本当の”自分”を取り戻そうとする、”クィア”なふたりの物語。
読んだ感想
2人の会話や空気感がすごく自然で、会話をずっと聞いていたくなる。ゆっくり丁寧に感情がほぐれていく感じがクセになる作品でした。ずっと手元に置いて読み返したくなる、そんな1冊です。
(20代女性)
けいとが“本当に自分”を気づいて取り戻していく感じ、めちゃくちゃ共感しました。誰かに決められた“幸せ”じゃなくて、自分に正直でいいんだよって背中をそっと押されるような、温かくて沁みる漫画です。
(20代女性)
4位:じゃあ、あんたが作ってみろよ

作品名 | じゃあ、あんたが作ってみろよ |
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著者 | 谷口菜津子 |
出版社 | ぶんか社 |
完結or未完結 | 未完結 →3巻まで発売中(2025/9現在) |
社会人カップルの勝男と鮎美。
大学時代から続いた交際は6年目を迎えようとしていた。
同棲生活にも慣れ、そろそろ次の段階へ…と考えていた勝男だったが、そんな彼に訪れた、突然の転機とは……!?
慣れないながらに作る料理を通して、今までの「あたりまえ」を見つめなおす新時代の恋物語。
単行本描き下ろし漫画に加え、電子版限定で雑誌収録時のカラーページも収録!
読んだ感想
最初は“昭和男”の勝男にイラッとしたけど、自分で料理してモジモジ反省する姿がかわいくて…いつの間にか応援してました。“それならおまえが作ってみろよ”って言葉、ホントに刺さる!
(30代女性)
一瞬ギャグっぽく見えるタイトルなのに、読んだら深くてびっくり。料理を通して自分の“常識”と向き合う話って、こんなにおもしろいんだって改めて思った一冊でした。
(20代女性)
5位:恋せよまやかし天使ども
作品名 | 恋せよまやかし天使ども |
---|---|
著者 | 卯月ココ |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 未完結 →5巻まで発売中(2025/9現在) |
『なんで私が撃ち抜かれてんの!!?』
自分以外の誰かから求められる自分像を崩さないように、常に完璧美少女を演じてきた桂おとぎ。ついた学園での異名は、その名も“心撃の天使”。だけど、誰にも見せないヒミツにするはずだった裏の顔を、気になっていた完璧男子の一 刻(にのまえとき)に見られてしまう…。ところが、優しくて完璧だと思っていた一 刻にもヒミツにしていた裏の顔があった!!! その一面を知ってしまったおとぎは彼から「共犯」相手として気に入られてしまう。思わぬ展開に心が振り回されるおとぎは…!?どちらもギャップがたまらない! 完璧を装う男女のだまし合い(?)ラブ、始まる―!!?
読んだ感想
完璧美少女のおとぎちゃんと、完璧美男子のいっこくくん――お互い裏の顔を持ってるからこそのやりとりが最高。気づけば2人の“嘘”にすっかりハマってて、読み終わってすぐまた読み返しちゃいました。
(10代女性)
設定のぶっ飛び加減がクセになってしまう…。“完璧に見えても中身はそうじゃない”っていうリアルな恋のじれったさ、すごく共感しました。続きが気になってしかたないやつです。
(20代女性)
6位:ファミレス行こ。
深夜に揺れるファミレスの光は様々な人間を引き寄せ、全てを受け入れる。
あの、「地獄のカラオケ大会」から4年――。
大学1年生の岡聡実くんは、東京で「普通の大人」になるべく学業に勤しんでいた。
しかし、ひょんな出来事から始めた、深夜のファミレスのアルバイトをきっかけに
奇妙な縁は、再びめぐり始める。バイト先のファミレスに現れるマンガ家・北条先生、
マンガオタクでバイトの先輩・森田さん、そして、あの夏の日に出会ったヤクザ・成田狂児など、
個性豊かなメンツが聡実くんの日常に関わってきて……。累計55万部突破&24年1月に実写映画公開の『カラオケ行こ!』の続編がついに刊行!
読んだ感想
深夜のファミレスでのバイト風景、あの眠気とどうでもいい会話にすごく共感しました。聡実くんと狂児の関係も、“じわじわ近づく距離感”がたまらなく甘酸っぱくて、続きが待ち遠しいです。
(10代女性)
前作からの空気を引き継ぎつつ、大学生になった聡実くんの大人な悩みや周囲のキャラたちの多面性にグッときました。ちょいシリアスでじんわり泣ける。でも最後のハグで完全に心捕まれました。
(20代女性)
同率7位:スルーロマンス
元・売れない役者の待宵マリとフードコーディネーター菅野翠、ともに32歳。同時期に恋に敗れたふたりが、諦め半分に愛を求めつつ、始めるのは女ふたり暮らし。
読んだ感想
32歳、恋にも仕事にも疲れたマリと翠の“まあまあ”な暮らしに、妙に「わかる…」ってなりました。肩の力抜いてつながるふたりのやりとりがリアルで、「こういう関係、いいよな」とじんわり来ます。
(30代女性)
読み終えたあと、心にスーッと風が通る感じがしました。恋も生活も「理想じゃないかもだけど、これでいい」っていう受け入れ方に、妙な爽快さ。恋じゃなくても、人との関係ってこうあるべきかもって思わせてくれます。
(20代女性)
同率7位:突風とビート
おばけが視える“ニケ”と“ネモ”。非日常浮遊感ラブコメディ! 霊が視える…高校1年生のニケにとってそれはずいぶん前から当たり前の日常。ある日プリントを届けるために最近学校に来ていない同級生・ネモの家を訪れると、そこはあまりにも元気な霊たちであふれていた…! 不意の再会から、運命の物語がはじまる――。
読んだ感想
最初、学園ラブコメかと思いきや、幽霊もにぎやかに出てきて…いい意味で期待を裏切られました。怖くないオカルト要素とニケの天然な霊感、それにネモとの“ふつうじゃない日常”にすっかりハマりました
(20代女性)
絵がきれいでテンポも良くて、すーっと一気読み。ニケのお人よしっぷりと、ちょっとこじれたネモのバランスが絶妙で、癒されるし気になる。椎名先生の新境地、わかる人にはたまらないです
(10代女性)
9位:線場のひと
「戦後」と呼ばれる時代。
己の運命を国家や家族、そして時代に翻弄されながらも、
日本とアメリカに生きた4人の人間の物語。人気作家や社会学者の方も推薦!!
戦後の日本とアメリカに生きた若者を実直に描く衝撃のデビュー作。
読んだ感想
戦後の日本とアメリカ、それぞれの時代に翻弄されながらも必死に生きる4人の物語。「ここは、まだ戦場だ──」という冒頭にぐっと引き込まれました。分断される中でも、誰かの声なき想いに耳を澄ませてくれるような、静かな強さを感じました。
(30代女性)
読むたびに胸がズーンと重くなるし、読後に息が止まるような圧を感じます。でも、生きるってこういうことだったのかもしれないと、かすかな希望を見出せる一冊。戦後の“境界線に立たされた人たち”の声を、ちゃんと受け止めさせてくれる作品でした。
(20代女性)
10位:霧尾ファンクラブ
作品名 | 霧尾ファンクラブ |
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著者 | 地球のお魚ぽんちゃん |
出版社 | 実業之日本社 |
完結or未完結 | 未完結 →6巻まで発売中(2025/9現在) |
女子高生・三好藍美と染谷波には、気になる人がいる。
それはクラスメイトの“霧尾くん”。
友人でありライバルでもある二人の話題は、いつも彼のことで持ちきり。“霧尾くん”の学ランを奪い合ったり。
“霧尾くん”を夢に出すため、謎の儀式をしたり。
“霧尾くん”とのデートを妄想したり。ラブまではたどりつけそうにない二人の日常を描く、
一方通行ラブコメディ第1巻!
読んだ感想
ギャグとシリアスが突然ぶつかって、また笑いに戻る“カオスなバランス”が好きすぎました。最終巻読んだあと、1巻の表紙見ただけでヤバい感情込み上げてきます…クセになる青春漫画です。
(10代女性)
推しへの暴走妄想合戦が最高だけど、最終的に藍美ちゃんと波ちゃんの友情と、どっちも大切にしたい気持ちにグッときました。笑えて切なくて、ページめくるたび心揺さぶられる一作でした
(20代女性)
まとめ:『このマンガがすごい!2025』の気になる作品を読んでみよう

『このマンガがすごい!2025』の1位〜10位作品を紹介してきました。
興味のあるマンガがあったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。