「このマンガがすごい!2022の作品を全部チェックしたい!」
「一覧でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、このマンガがすごい!2022の結果を、オトコ編・オンナ編ごとにランキングTOP10を紹介します。
それでは見ていきましょう!
『このマンガがすごい!』は宝島社が毎年12月に発行するマンガガイドです。
本書では、前年10月1日から当年9月30日までに刊行された単行本を対象に、書店員・編集者・評論家・大学の漫画研究会メンバーなどマンガをよく読む“識者”70〜200名前後が、それぞれオススメしたい5作品を順位付けし、「オトコ編」「オンナ編」としてランキング化しています。
“今、読むべきマンガ”を探すための信頼性の高いガイドです。
このマンガがすごい!2022年結果一覧|オトコ編

まずは、『このマンガがすごい!2022|オトコ編』の1位〜10位を紹介します。
先に結果一覧をお見せしますね↓
順位 | 作品名・受賞者 |
---|---|
1位 | ルックバック (藤本タツキ) |
2位 | チ。-地球の運動について- (魚豊) |
3位 | 怪獣8号 (松本直也) |
4位 | ダンダダン (龍幸伸) |
5位 | 東京ヒゴロ (松本大洋) |
6位 | 葬送のフリーレン (アベツカサ、山田鐘人) |
7位 | 【推しの子】 (赤坂アカ×横槍メンゴ) |
8位 | トリリオンゲーム (池上遼一、稲垣理一郎) |
9位 | ペリリュー 楽園のゲルニカ (武田一義、平塚柾緒) |
10位 | ダーウィン事変 (うめざわしゅん) |
1位:ルックバック
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
読んだ感想
天才か凡人か、みたいな構図じゃなくて、『才能との出会い』が自分を動かすって描かれ方にグッときました。藤野と京本、どっちもぜんぜん特別な存在なのに、胸にくる。才能の前に立つ“普通な自分”の生き方がすごく尊い。
(30代男性)
最初、描きたいだけの漫画だと思って開いたら、あっという間に心持っていかれた…。自分も“描き続ける意味”を考えちゃって、涙が止まらない。創作の痛みと愛しさを詰め込んでくれてありがとう、って気持ちです。
(20代男性)
2位:チ。-地球の運動について-
作品名 | チ。-地球の運動について- |
---|---|
著者 | 魚豊 |
出版社 | 小学館 |
完結or未完結 | 完結:全8巻(2022/6/30完) |
動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!
読んだ感想
『地動説に命をかけた人たち』っていうテーマがすごすぎる…!迫害や拷問もあってマジでしんどいのに、登場人物たちの“真理を知りたい”という気持ちにグッときます。
(10代男性)
歴史×ドラマ×哲学って感じで、世界観の構築がフェイクでもめちゃくちゃ引き込まれる。バデーニとオクジーの章は破壊力マックスで、胸にズシンと響いたし、“文字は奇跡”ってセリフにもほんと震えました。
(10代男性)
3位:怪獣8号
怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。
読んだ感想
35歳という“おじさん主人公”で、怪獣を片づける清掃員からヒーローに…って、この展開だけでグッと来たし、共感もしかない。カフカの“諦めなかった自分”に、自分の中の応援スイッチがバチっと入っちゃいました
(30代男性)
最終話まで一気に読んだあと、“感動のハッピーエンド”すぎて心がポカポカ。第3部隊に戻って迎えられるカフカの姿に、読者として“ただいま”って言いたいくらい(笑)。でも、四ノ宮さんの謎も残してくれてて…続編欲しいです。
(20代男性)
4位:ダンダダン
作品名 | ダンダダン |
---|---|
著者 | 龍幸伸 |
出版社 | 集英社 |
完結or未完結 | 未完結 →21巻まで発売中(2025/9現在) |
幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタク・オカルト君。互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、オカルト君は心霊スポットのトンネルへ行くのだが…。運命の恋が始まる!? オカルティック怪奇バトル開幕!
読んだ感想
幽霊にUFOに…最初から“来るぞヤバい展開”ってわかるのに、ほんと一瞬で引き込まれる。二人の掛け合いや展開の速さがすごすぎて、読んでる間ずっと息が止まる感じ。オカルト×バトル×笑い、全部アリって最高…!
(20代男性)
絵の迫力がエグい!バトルの構図とか表情の動きがまるで映画みたいで、ページをめくる手が止まりませんでした。キャラたちのオタク感?とかクセの付き方が、もうズルいくらい魅力的でエネルギッシュ!
(10代男性)
5位:東京ヒゴロ
大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。理想の漫画誌を作るため、自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、東京の空の下、それぞれの人生が交差する。
読んだ感想
“諦めずに漫画と向き合う人たち”の姿が本当に胸に刺さりました。塩澤さんがパチンコ屋で涙をこぼすあのシーン、ただの一コマなのに、静かにズーンと来る。余韻がすごくて、しばらく頭から離れません。
(20代男性)
この作品を読んだあと、“創作するってこういうことか…”って心が震えました。仕事でも表現でも友情でも揺れる50代の葛藤がリアルで、最後まで読んで本当に大切なものを見せてもらった気がします。
(30代男性)
6位:葬送のフリーレン
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
読んだ感想
“あの日々は、一瞬だったんだ…”ってフリーレンが気づいたあの場面で、涙腺崩壊しました。静かだけど、背景や人物の佇まいから“時間の重み”が染み込んでくる。読後もずっと心が動き続ける余韻をくれる作品です。
(20代男性)
出会いと別れの描き方が優しくて、でも容赦なくエモい…勇者ヒンメルの葬儀のシーンで“もっと話しておけばよかった”って感情が一気に押し寄せた。作者に“感情の隙を突かれた”感じで、本当に大切な人と向き合いたくなる漫画でした。
(30代男性)
7位:【推しの子】
作品名 | 【推しの子】 |
---|---|
著者 | 赤坂アカ×横槍メンゴ |
出版社 | 集英社 |
完結or未完結 | 完結:全16巻 |
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!
読んだ感想
前半はアイドルのキラキラに胸が弾むのに、いつの間にか“推し”じゃなくなって、愛の死で深い闇に突き落とされる。そこからアクアとルビーが立ち上がり、なんという“原罪を背負った物語”だったのかと…救いのない深さがすごい。
(20代男性)
ルビーが“アイドル”として光を放つ一方で、“推しに救われた”想いを体現してしまう深さ…それがこの作品の根幹だと改めて実感。芸能界の裏側とか推し文化への露悪描写が重なったあと、最後に原初の“救われた思い”が浮き上がる構成に鳥肌立ちました
(30代男性)
8位:トリリオンゲーム
稲垣理一郎&池上遼一の最強タッグ!!
1,000,000,000,000$稼いで、
この世の全てを手に入れろ!世界一のワガママ男・ハルと、まじめなガク。
最強の二人がゼロから起業、ミラクルを起こす!!グーグル、アマゾン、マイクロソフトを喰う!
『Dr.STONE』の稲垣理一郎と
『サンクチュアリ』の池上遼一が放つ、
最新にして最高!
スタートアップコミックの決定版、誕生!!
読んだ感想
“1兆ドル稼ぐ”とか最初に聞いたときは無理だと思ったけど、ハルとガクが本気で仕掛けてくるから読んでるうちに信じちゃう。“この2人だから成立する”感じが痛快すぎる!
(10代男性)
設定は現実離れしてるのに、“ここまで読ませる”っていう勢いがすごい。キャラクターの熱量と展開のテンポが絶妙で、『夢を叶えるために突っ走る漫画』として心臓がバクバクしました。
(20代男性)
9位:ペリリュー 楽園のゲルニカ

作品名 | ペリリュー 楽園のゲルニカ |
---|---|
著者 | 武田一義、平塚柾緒 |
出版社 | 白泉社 |
完結or未完結 | 完結:全15巻 |
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!
読んだ感想
兵士たちが同じ顔っぽく描かれてるの、最初は「なんで?」って思ったけど、読み進めると“命の数の多さ”を逆に実感させられてゾッとした。キャラ漫画って感じじゃなくて、“人間のかたまり”として戦争を見せてくるのがすごい。
(20代男性)
最後のほうで“戦後の闘い”が描かれるのマジで心に刺さった。戦争が終わっても人の心や記憶は終わらないんだなって。田丸さんの姿見て「こうやってバトン渡してくれてるんだ」って思ったら、自然と涙出てきた。
(30代男性)
10位:ダーウィン事変
テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。
彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。
チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。
そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。
作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!
読んだ感想
人間とチンパンジーの間に生まれたチャーリー、差別やテロとかテーマ重いのに、すごく読みやすいのが不思議。
(20代男性)
ニュースで流れてきそうな事件と、高校生の青春が同時進行するのがめちゃリアル。チャーリーが笑ったり怒ったりするだけで“人間って何?”って考えさせられる。読み終わった後もしばらく頭から離れなかった。
(30代男性)
このマンガがすごい!2022年結果一覧|オンナ編

まずは、『このマンガがすごい!2022|オンナ編』の1位〜10位を紹介します。
先に結果一覧をお見せしますね↓
順位 | 作品名・受賞者 |
---|---|
1位 | 海が走るエンドロール (たらちねジョン) |
2位 | 作りたい女と食べたい女 (ゆざきさかおみ) |
3位 | 大奥 (よしながふみ) |
4位 | うるわしの宵の月 (やまもり三香) |
5位 | 女の園の星 (和山やま) |
6位 | ブランクスペース (熊倉献) |
7位 | かげきしょうじょ!! (斉木久美子) |
8位 | しあわせは食べて寝て待て (水凪トリ) |
9位 | ブランチライン (池辺葵) |
10位 | ミステリと言う勿れ (田村由美) |
1位:海が走るエンドロール
作品名 | 海が走るエンドロール |
---|---|
著者 | たらちねジョン |
出版社 | 秋田書店 |
完結or未完結 | 未完結 →8巻まで発売中(2025/9現在) |
65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと……。心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!!
読んだ感想
65歳で映画づくりを始めるって…もう冒頭から心に刺さりました。失った日常の向こう側にまだ輝く何かがあるって、「もう遅い」って諦めてた自分にも、そっと勇気をくれる作品です。ページを開くたび、ずっと応援したくなる。
(40代女性)
美大生の海くんとの出会いが、うみ子さんの世界をガラッと変えちゃうの、すごく胸に響きますね。「観る側」だった人が「創る側」に回る瞬間に立ち合えるって、読んでてワクワクしました。
(20代女性)
2位:作りたい女と食べたい女
作品名 | 作りたい女と食べたい女 |
---|---|
著者 | ゆざきさかおみ |
出版社 | KADOKAWA |
完結or未完結 | 未完結 →5巻まで発売中(2025/9現在) |
あなたがいれば、今日も満腹。Twitterで話題のシスターフッド×GL
■コミックス描き下ろし特別短編7Pを収録!■
ひとり暮らしで少食だし、作ったところで食べきれない。
でも、本当はもっと作りたい!料理が大好きな野本さんは、そんな想いと職場のストレスから、
うっかり一人で食べきれないほどご飯を作ってしまう。そんなとき、お隣のお隣に住む春日さんのことを思い出して
勇気を出して夕食に誘ってみると…?
読んだ感想
ご飯を美味しそうに食べてくれる人がいるって、作る側にとってこんなに幸せなんだなって思った。ゆるっと百合だけど、それ以上に“暮らしを分け合う喜び”がじんわり伝わってくる漫画でした。
(20代女性)
野本さんの「食べたい」って気持ちと、春日さんの「作りたい」って気持ちが、ピタッと噛み合うの見てて癒される…。料理のシーンも日常会話もやさしい空気で、読んでる自分まで満たされていく感じがします。
(30代女性)
3位:大奥
男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?
読んだ感想
男女逆転の発想だけでもすごいのに、その中でちゃんと人間の欲とか権力とか愛情がリアルに描かれてて圧倒された。史実を知ってても“そう来るか!”って展開が多くて、毎巻ドキドキしながら読んじゃった。
(30代女性)
恋愛と政治がからみ合う大奥の世界、ドロドロしてるのに目が離せない…。特に家光とお万の方のエピソードは、切なさと強さが入り混じって胸がぎゅっとなった。歴史漫画としても恋愛漫画としても一級品だと思う。
(30代女性)
4位:うるわしの宵の月
『ひるなかの流星』『椿町ロンリープラネット』(ともに集英社刊)の、やまもり三香、待望の最新作!
滝口宵は、容姿端麗・スマートなふるまいで「王子」と呼ばれる女子。少女漫画のヒーローみたい、と憧れられていることに複雑な思いを抱いていた。そんなとき突然出会ったのは、同じく「王子」と呼ばれる一つ上の男子、市村先輩。彼のちょっと失礼な物言いに全然王子っぽくないと思っていた宵だけど…!? ともに「王子」と呼ばれる男女の物語が回り始めるーー!
読んだ感想
市村先輩の王子様っぽさと、宵ちゃんの中性的なかっこよさのバランスが最高すぎる…!お互いに惹かれ合いながらも不器用なところが愛おしくて、読んでる間ずっとニヤニヤ止まらなかった。
(30代女性)
「男女どっちっぽいか」じゃなくて「その人自身を好きになる」って描き方がすごく新鮮でよかった。恋愛ものなんだけど、ちゃんと自己肯定感とかアイデンティティの話にもつながってて、胸に残る作品。
(20代女性)
5位:女の園の星
「声を出して笑った」の声、続出!!!
漫画賞総ナメ『夢中さ、きみに。』の和山やま初連載!
ある女子校、2年4組担任・星先生。生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にアドバイス。時には同僚と飲みに行く…。な~んてことない日常が、なぜこんなにも笑えて愛おしいんでしょう!?どんな時もあなたを笑わせる未体験マンガ、お確かめあれ!電子版にも本体表紙を収録!
読んだ感想
星先生のぼそっとした一言とか、女子たちのツッコミのテンポがツボすぎて、声出して笑った。日常のどうでもいいやりとりなのに、なんでこんなにおもしろいんだろうって思いながら一気読みしました。
(10代女性)
先生たちも生徒たちも、特別な事件が起きるわけじゃないのにキャラが立ちすぎてて飽きない。くだらない話題でずっと笑える感じが最高で、何度も読み返したくなるタイプの漫画です。
6位:ブランクスペース
ある雨の日、女子高生の狛江ショーコは、同級生の片桐スイが不思議な力を持っていることを知る。
ふたりの出逢いをきっかけに、やがてひとつの街を巻き込んだ『空白』をめぐる物語が動き出す―――。
読んだ感想
登場人物みんな心に空白を抱えてて、その“穴”をどう埋めるかって話が刺さった。会話が静かなのに妙にリアルで、自分まで心の奥をのぞかれてる感じ。読後にしばらく余韻が残りました。
(40代女性)
絵のトーンがやわらかいのに、話はずっしり重くてそのギャップにやられた。人間関係のモヤモヤや弱さをこんなに丁寧に描く漫画、なかなかない。ページを閉じたあとも考え込んじゃった。
(20代女性)
7位:かげきしょうじょ!!
作品名 | かげきしょうじょ!! |
---|---|
著者 | 斉木久美子 |
出版社 | 白泉社 |
完結or未完結 | 未完結 →16巻まで発売中(2025/9現在) |
「渡辺さらさ、オスカル様になります!」大正時代に創設され、未婚の女性だけで構成された『紅華歌劇団』。その音楽学校に入学した少女たちの青春が、幕を開ける──! 予科生の授業が講義ばかりで辟易としているさらさ達は、実習をしたいと講師に申し出て…? さらさの音楽学校の合格発表&入学当初からの物語を知りたい方は、前日譚となる「かげきしょうじょ!! シーズンゼロ」上・下巻をお読みください。
読んだ感想
紅華に入った少女たちの熱量がすごくて、一話ごとに胸が熱くなる。夢を追いかけるって簡単じゃないけど、真剣に挑む姿を見てると「自分も頑張ろう」って素直に思えた。青春と努力がぎゅっと詰まった作品。
(30代女性)
さらさの真っすぐさと愛ちゃんの繊細さ、その対比がめちゃくちゃ良かった。衝突もあるけど、舞台に立つっていう同じ夢に向かって進んでいく関係性が尊い。キャラの一人ひとりが輝いて見える。
(20代女性)
8位:しあわせは食べて寝て待て
作品名 | しあわせは食べて寝て待て |
---|---|
著者 | 水凪トリ |
出版社 | 秋田書店 |
完結or未完結 | 未完結 →5巻まで発売中(2025/9現在) |
免疫系の病気を持っている麦巻さとこ。週4回のパート暮らし。お医者さんから「婚活でも」と勧められたけれど、さとこが決めたのは家賃の安い団地への引っ越し! 面倒見の良すぎる大家・鈴さんとその息子・司との交流や、団地ののどかな時間に心身ともに癒やされて…。
読んだ感想
美味しいごはんと、ちょっと不思議であったかい空気感に癒される漫画。ページをめくるだけで心がほぐれていく感じで、読むたび「ご飯ちゃんと食べて、よく寝よ」って思えるのがいい。
(20代女性)
キャラ同士の掛け合いがゆるっとしてて心地いい。大事件が起きるわけじゃないけど、日常の小さな幸せを拾ってくれる感じがすごく好き。読んでる間、ずっと安心できる。
(30代女性)
9位:ブランチライン
『プリンセスメゾン』の池辺葵、心の最深部に触れる最新作!
4姉妹と母。女たちが抱く罪悪感と宝物。
アパレル通販会社で働く4姉妹の末っ子・仁衣。喫茶店を営む三女・茉子。役所勤務の次女・太重。シングルマザーの長女・イチ。そして、実家を一人で守る母。今はそれぞれ離れて暮らしているが、女5人で育てた長女の息子・岳は、皆にとっての宝物だ。けれど、岳にとっての女たちは、いつも正義であっただろうか――?
あなたにもきっと、思い当たる感情がある。だからこそ、この物語はあなたの呼吸をふっと軽くする。池辺葵が紡ぐ様々な世代の女たちと家族のあり方について。
読んだ感想
キャラ同士の距離感が絶妙で、会話がリアル。大きな事件がなくても、人の心の小さな揺れを描くだけでこんなに面白いんだって思わされた。池辺葵作品らしい余韻がたまらない。
(20代女性)
読んでて落ち着くのに、ちょっと切なくもなる。不思議な読後感で、なんか現実の自分の生活まで大事にしたくなる漫画。ゆっくり何度も読み返したくなるタイプの作品でした。
(20代女性)
10位:ミステリと言う勿れ
話題沸騰★青年・久能整!ついに登場!!
『BASARA』『7SEEDS』の田村由美、超ひさびさの新シリーズがついに始動!! その主人公は、たった一人の青年!
しかも謎めいた、天然パーマの久能 整(くのう ととのう)なのです!!解決解読青年・久能 整、颯爽登場の第一巻!!
冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると・・・警察官がやってきて・・・!?
突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。
しかもその被害者は、整の同級生で・・・。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる・・・???新感覚ストーリー「ミステリと言う勿れ」、注目の第一巻です!!
読んだ感想
久能整の語りがとにかく刺さる。事件の推理っていうより、人の心の奥にあるもやもやをスッとほどいてくれる感じで、読んでるこっちまで救われる。セリフを何度も読み返したくなる漫画。
(20代女性)
推理シーンよりも整くんの独特な視点に引き込まれてしまう。価値観を揺さぶられる言葉が多くて、「自分もこう考えてみようかな」って思わせてくれる。読後にちょっと賢くなった気分になれる漫画でした。
(30代女性)
まとめ:『このマンガがすごい!2022』の気になる作品を読んでみよう

『このマンガがすごい!2022』の1位〜10位作品を紹介してきました。
興味のあるマンガがあったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。