「芥川賞と直木賞ってどっちがすごいの?」
「他のサイトを見ても”両方すごい”しか載ってなくて、どうすごいのかわからない」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
芥川賞と直木賞。
日本を代表する二大文学賞ですが、どちらが「すごい」と思いますか?
もちろん、
- 土俵が違うから比べられない
- 両方名誉のある賞
- 趣旨が違うからどっちが優れているのかは決められない
という意見がネットに書かれているのは重々承知しています。
(もちろん、私も「どっちもすごいに決まってるやん!そんなん比べられへんやろ!!!」と思っていますよ。)
…でも、
この記事では、あえて「どっちがすごいのか」を対決させて判定してみたいと思います!
どちらも素晴らしい賞であることを前提としつつ、今回は「芥川賞」と「直木賞」を7つの視点から徹底比較して「どっちがすごい!?」のかを検証してみます。
- 「どっちの検索ボリュームがすごい?」
→検索する人の数で比較します - 「どっちの部数がすごい?」
→累計売上部数1位の受賞作の売上部数で比較します - 「どっちのレビューがすごい?」
→Amazonのレビュー数・値で比較します - 「どっちの”耳読(みみどく)進出”がすごい?」
→オーディブル化された作品数で比較します - 「どっちの”映画化進出”がすごい?」
→映画化された作品数で比較します - 「どっちの”最年少・最年長記録”がすごい?」
→歴代の最年少・最年長記録で比較します - 「どっちが世界に通用してすごい?」
→ノーベル文学賞受賞者の人数で比較します
「…ほんとしょうもない比較をやっちゃってるな〜」
と自分も思っていますが、どんな結果になるのか、少し気になってきませんか?
記事を読んで、それぞれの項目での「どっちがすごい」のかをチェックしていきましょう!
①芥川賞と直木賞:どっちの「検索ボリューム」がすごい?

まずは、どっちのほうが世間一般に「検索されているか」というのを比べてみましょう。
あなたは「検索ボリューム」という言葉をご存知ですか?
検索ボリュームというのは、「みんながGoogleの検索画面を使って、どのようなキーワードを何回ぐらい検索しているかを示す数字のこと」です。
その検索ボリュームを見れば、世の中の人が
- どのようなことに関心があり
- どれぐらいの人がその情報を知りたいと思っているのか
がわかるのです。
つまり、検索ボリュームを見れば芥川賞と直木賞の「認知度」「関心の高さ」がわかるのです。
では、早速見ていきましょう。
芥川賞の検索ボリューム
「芥川賞」と、その関連するワードでの検索ボリュームを調べてみました。
※今回は、2024年3月〜2025年2月までの1年間の検索ボリュームを「月平均」に換算しています。

- 「芥川賞」の検索ボリューム:月間33,100回
- 「芥川賞」に関連する言葉全体の検索ボリューム:月間204,730回
毎月3万回以上も「芥川賞」と検索されているんですね…!!(すごい!)
芥川賞に関連する言葉全部を合わせると月間20万回以上検索されているので、「芥川賞」の知名度が高いことがわかります。
直木賞の検索ボリューム
続いて「直木賞」と、その関連するワードでの検索ボリュームを調べてみました。
※今回は、2024年3月〜2025年2月までの1年間の検索ボリュームを「月平均」に換算しています。

- 「直木賞」の検索ボリューム:月間27,100回
- 「直木賞」に関連する言葉全体の検索ボリューム:月間196,299回
「芥川賞」と比べると、若干検索ボリューム数は減りますが、それでも「月間2万5000回以上」検索されているのはすごいです。
直木賞に関連する言葉全部を合わせると月間19万回以上検索されているので「直木賞」の知名度もかなり高いことがわかります。
芥川賞・直木賞、ともにバケモノ級の知名度を誇っていることがわかります。(特級呪霊あらわるって感じ…!)
検証したところ、
【検証結果】検索ボリュームは、直木賞よりも芥川賞の方がすごい!
という結果になりました。
一般の人からした知名度としては「芥川賞」の方が若干高いのかもしれませんね。
②芥川賞と直木賞:どっちの「部数」がすごい?

続いて、芥川賞と直木賞、どっちの「売上部数」がすごいのかを見ていきましょう。
今回は、以下のように比較をしていきます。
- 芥川賞・直木賞、それぞれの「歴代最高売上ランキング1位」の作品を選出
- 「芥川賞歴代最高売上1位作品」と「直木賞歴代最高売上1位作品」の売れ上げ部数を比較
すべての作品の売上部数を比べるのはさすがに無理だったので、それぞれの賞の売上部数トップ同士で戦っていきます。
それでは見ていきましょう。
芥川賞売上部数No.1『限りなく透明に近いブルー』
芥川賞歴代累計売上部数1位は、第75回・1976年上半期に受賞した村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』です。
その累計売上部数は、なんと…。
367万部以上!!!
本は10万部売れたらベストセラーと言われるのですが、367万部はすごすぎますね。
村上龍のデビュー作にして、若者の共感を呼んだ伝説の作品。
ちなみに、この367万部というのは、2015年地点での情報(その後、『限りなく透明に近いブルー』に関する売上部数の情報は見つかっておりません)なので、今現在は何部売り上げているのかわかりません。
出版社のみぞが知る…ですね。
もしかしたら400万部超えてたり…するかもしれませんね!
なお、芥川賞の歴代売上部数ランキングTOP10が気になる方は、こちらもご覧ください↓

容疑者Xの献身
続いて直木賞も見ていきましょう。
直木賞の歴代累計売上部数1位は、第134回・2005年下半期に受賞した東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』です。
その累計売上部数は、なんと…。
299.3万部以上!!!
300万部に手が届きそうな脅威の記録…!!
現在公表されている記録上は、芥川賞『限りなく透明なブルー』に及びませんでしたが、約300万部はすごい…。
映画化やドラマ化も成功した、大大大反響を与えた作品です。
ちなみに、この299.3万部というのは、2023年地点での情報なので、もしかしたら今頃300万部を突破しているかもしれませんね。
さらに、東野圭吾さんの作品は国内累計発行部数が1億部を突破しています。
1億部て…、もう神ですよ、神。
なお、直木賞の歴代売上部数ランキングTOP10が気になる方は、こちらもご覧ください↓

ということで、芥川賞と直木賞の「No.1の部数」を比較した結果、、、
No.1売上部数は、直木賞よりも芥川賞の方がすごい!
という結果になりました。
いや〜…、こんなにすごい作品に、勝敗を付けちゃうのはなんともおこがましいというか、申し訳ない気持ちになってしまいますね…。
(この比較企画…このまま続けてだいじょぶそ?笑)
にしても、芥川賞と直木賞の「売上部数での殴り合い」は凄まじいですね。
今後、これらの作品を上回る売上部数の傑作が出てくるのを楽しみにしておきましょう。
③芥川賞と直木賞:どっちの「レビュー」がすごい?

続いて、芥川賞と直木賞の「Amazonレビュー」でのすごさを比較していきましょう。
今回は、以下のように比較をしていきます。
- 芥川賞・直木賞、過去5年受賞分(2020〜2024年)の作品をピックアップ
- それぞれの「Amazonレビュー数」と「Amazonレビューの平均値」を比較
※2025年2月26日12時15分地点でのAmazonレビューを参考にしています
2020年〜2024年までの芥川賞・直木賞の受賞作品は、どちらもたまたま「15作品」だったので、Amazonレビュー数はそのまま合計で比べることにしました。
それでは、Amazonレビューでのすごさを比較していきましょう。
芥川賞
2020年〜2024年の芥川賞受賞作のレビュー数とレビュー値は以下のとおりでした。
受賞作 | レビュー数 | レビュー値 |
---|---|---|
DTOPIA(2024下) | 79 | 3.6 |
ゲーテはすべてを言った(2024下) | 115 | 4 |
サンショウウオの四十九日(2024上) | 161 | 3.6 |
バリ山行 (2024上) | 495 | 4.2 |
東京都同情塔(2023下) | 580 | 3.9 |
ハンチバック(2023上) | 1541 | 3.9 |
この世の喜びよ(2022下) | 142 | 3.2 |
荒地の家族(2022下) | 265 | 3.8 |
おいしいごはんが食べられますように(2022上) | 1121 | 3.8 |
ブラックボックス(2021下) | 316 | 3.6 |
貝に続く場所にて(2021上) | 182 | 3.8 |
彼岸花が咲く島(2021上) | 363 | 4.1 |
推し、燃ゆ(2020下) | 3995 | 3.8 |
首里の馬(2020上) | 195 | 3.8 |
破局(2020上) | 466 | 3.8 |
芥川賞受賞作品の過去5年分合計のレビュー数は10,016個。
平均レビュー値は3.79でした。
この5年間で特に多くのAmazonレビューを集めた作品は、宇佐美りんさんの『推し、燃ゆ』。(3,995件はすごい!)
過去5年間の芥川賞・直木賞の作品の中で、最も多くのレビューを集めた作品となっております。
直木賞
2020年〜2024年の直木賞受賞作のレビュー数とレビュー値は以下のとおりでした。
受賞作 | レビュー数 | レビュー値 |
---|---|---|
藍を継ぐ海(2024下) | 198 | 4.4 |
ツミデミック(2024上) | 378 | 4.1 |
ともぐい(2023下) | 556 | 4.1 |
八月の御所グラウンド(2023下) | 1122 | 4.3 |
極楽征夷大将軍(2023上) | 580 | 4.3 |
木挽町のあだ討ち(2023上) | 822 | 4.4 |
地図と拳(2022下) | 689 | 4.2 |
しろがねの葉(2022下) | 449 | 4.3 |
夜に星を放つ(2022上) | 632 | 4.1 |
塞王の楯(2021下) | 1373 | 4.4 |
黒牢城(2021下) | 2384 | 4.3 |
テスカトリポカ(2021上) | 1929 | 4.3 |
星落ちて、なお(2021上) | 314 | 4.2 |
心淋し川(2020下) | 880 | 4.2 |
少年と犬(2020上) | 2499 | 4.4 |
直木賞受賞作品の過去5年分合計レビュー数は14,805個。
芥川賞と比べると、4,000個以上差をつける結果となりました。
また、平均レビュー値も4.27と、0.48ポイント高評価でした。
この5年間でレビュー数2,000超えの作品には、馳星周さんの『少年と犬』(2,499件)、米澤穂信さんの『黒牢城』(2,384件)があります。
ということで、「Amazonレビュー」で比較した結果、
Amazonレビュー数・値では、芥川賞よりも直木賞の方がすごい!
となりました。
芥川賞は「純文学」、直木賞は「大衆文学(要はエンタメということ)」なので、さすがにエンタメ作品が強いですね。
ただ、歴代累計売上部数ランキングでも思ったのですが、
芥川賞は、一度注目を浴びて売れ始めると一気に突き上げる爆発力がある(『限りなく透明に近いブルー』『推し、燃ゆ』『火花』などがいい例)ので、やはりどちらも「すごい」ですよね。
④芥川賞と直木賞:どっちの「耳読進出」がすごい?

続いて、芥川賞と直木賞の「耳読(みみどく)進出」のすごさ度を見ていきましょう。
今回は、過去5年間の受賞作品のうち、何作品が「オーディブル化(耳で聴ける読書)」されているかを比較していきます。
芥川賞
芥川賞では、過去5年間の受賞作で11作品がオーディブル化されています↓
作品名 | オーディブル |
---|---|
DTOPIA(2024下) | – |
ゲーテはすべてを言った(2024下) | – |
サンショウウオの四十九日(2024上) | 聴き放題対象 |
バリ山行 (2024上) | 聴き放題対象 |
東京都同情塔(2023下) | 聴き放題対象 |
ハンチバック(2023上) | 聴き放題対象 |
この世の喜びよ(2022下) | 聴き放題対象 |
荒地の家族(2022下) | – |
おいしいごはんが食べられますように(2022上) | 聴き放題対象 |
ブラックボックス(2021下) | 聴き放題対象 |
貝に続く場所にて(2021上) | 聴き放題対象 |
彼岸花が咲く島(2021上) | 聴き放題対象 |
推し、燃ゆ(2020下) | 聴き放題対象 |
首里の馬(2020上) | – |
破局(2020上) | 聴き放題対象 |
直木賞
過去5年間の受賞作で13作品がオーディブル化されています。
作品名 | オーディブル |
---|---|
藍を継ぐ海(2024下) | (もうすぐ) | 聴き放題対象
ツミデミック(2024上) | 聴き放題対象 |
ともぐい(2023下) | 聴き放題対象 |
八月の御所グラウンド(2023下) | 聴き放題対象 |
極楽征夷大将軍(2023上) | 聴き放題対象 |
木挽町のあだ討ち(2023上) | 聴き放題対象 |
地図と拳(2022下) | – |
しろがねの葉(2022下) | – |
夜に星を放つ(2022上) | 聴き放題対象 |
塞王の楯(2021下) | 聴き放題対象 |
黒牢城(2021下) | 聴き放題対象 |
テスカトリポカ(2021上) | 聴き放題対象 |
星落ちて、なお(2021上) | 聴き放題対象 |
心淋し川(2020下) | 聴き放題対象 |
少年と犬(2020上) | 聴き放題対象 |
ということで、「オーディブル化」した作品数で比較した結果、
オーディブル化した作品数では、芥川賞よりも直木賞の方がすごい!
となりました。
やはり、エンタメの「直木賞」は、オーディブルなどの商品展開もしやすいのでしょうね。
オーディブル(聴く読書)は、30日間無料体験で聴き放題なので、「あの話題作」も0円で聴けてしまうので最高なんですよね。
まだ試したことがない方は、ぜひ「直木賞・芥川賞」で試してみてくださいね。
\ 無料で30日間!聴き放題 /
いつでも解約できるから安心
オーディブルの登録・操作方法を知りたい人はこちらをタップ↓
オーディブルの使い方(タップ)
オーディブルが聴けるようになるまでは、かんたん2ステップです。
- オーディブルに登録する
- アプリをダウンロードして聴く
それぞれ見ていきましょう
Step1:オーディブルに登録する
まずは、以下のボタンをタップして、オーディブルの公式サイトへいきましょう↓
\ 無料で30日間!聴き放題 /
いつでも解約できるから安心
「30日の無料体験」のボタンをタップし↓

ログインします↓

Amazonアカウントを持っていない方は、ここで作成しましょう。
「Amazonアカウントを作成する」をタップし↓

あとは、必要な情報を入力します。
最後に「無料体験を試す」をタップすれば、オーディブルの無料体験が始まります!
Step2:アプリをダウンロードして聴く
続いて、スマホにアプリをダウンロードして、好きな本を聴いてみましょう。
こちらからオーディブルのアプリをダウンロードします↓

アプリのダウンロードができたら、オーディブルのアプリを開きましょう。
初めて開くときには、Amazonへのサインインが必要なので、必要な情報を入力してサインインします。
あとは、好きな作品を探して聴くだけです!

よいオーディブル体験を〜
⑤芥川賞と直木賞:どっちの「映画化進出」がすごい?

続いて、芥川賞と直木賞の「映画化進出」のすごさ度を見ていきましょう。
今回は、過去の受賞作品のうち、何作品が「映画化」されているかを比較していきます。
芥川賞
芥川賞受賞作品の中で、17本が映画化されています↓
映画化作品一覧を見る(タップ)
- おらおらひとりでいぐも(2017下半期)
- 影裏(2017上半期)
- 火花(2015上半期)
- 共喰い(2011下半期)
- 苦役列車(2010下半期)
- 蛇にピアス(2003下半期)
- ゲルマニウムの夜(1998上半期)
- 家族シネマ(1996下半期)
- 豚の報い(1995下半期)
- 螢川(1977下半期)
- 赤頭巾ちゃん気をつけて(1969上半期)
- 忍ぶ川(1960下半期)
- 飼育(1958上半期)
- 太陽の季節(1955下半期)
- 驟雨(1954上半期)
- 蒼氓(1935上半期)
直木賞
直木賞受賞作品の中で、25本が映画化されています。
映画化作品一覧を見る(タップ)
- 銀河鉄道の父(2017下半期)
- 月の満ち欠け(2017上半期)
- ファーストラヴ(2018上半期)
- ホテルローヤル(2013上半期)
- 蜜蜂と遠雷(2016下半期)
- 破門(2014上半期)
- 何者(2012下半期)
- 悼む人(2008下半期)
- 小さいおうち(2010上半期)
- 蜩ノ記(2011下半期)
- 私の男(2007下半期)
- 利休にたずねよ(2008下半期)
- 凍える牙(1996上半期)
- まほろ駅前多田便利軒(2006上半期)
- 容疑者Xの献身(2005下半期)
- あかね空(2001下半期)
- 理由(1998年下半期)
- 赤目四十八瀧心中未遂(1998上半期)
- GO(2000上半期)
- 長崎ぶらぶら節(1999下半期)
- 時代屋の女房(1982上半期)
- 蒲田行進曲(1981下半期)
- 復讐するは我にあり(1975下半期)
- 江分利満氏の優雅な生活(1962下半期)
- 梟の城(1959下半期)
ということで、「映画化」した作品数で比較した結果、
映画化した作品数では、芥川賞よりも直木賞の方がすごい!
となりました。
やはり、大衆文学である直木賞作品は、基本的に「ストーリーのある物語」になっているため、視覚的なエンタメとしても魅力があることがわかりますね。
⑥芥川賞と直木賞:どっちの「最年少・最年長記録」がすごい?

続いて、芥川賞と直木賞の「最年少・最年長記録」はどちらがすごいのかを見ていきましょう。
「新人賞」を謳っている芥川賞が最年少記録はすごそうなのは予想がつきますが、最年長記録はどうなのでしょうか。
最年少記録
芥川賞と直木賞の受賞最年少記録は、以下のとおりです。
最年少記録は、芥川賞の方が「すごい」という結果になりました。
(まぁ新人賞を謳っているので、芥川賞が年齢低めなのはなんとなく予想できましたね)
最年長
芥川賞と直木賞の受賞最年長記録は、以下のとおりです。
なんと…!
受賞最年長記録も、芥川賞の方が「すごい」という結果になりました。
「新人」=「何歳からでも選考に入りやすい」ということが関係しているのかもしれませんね。
ということで、「最年少・最年長記録」で比較した結果、
最年少・最年長記録では、直木賞よりも芥川賞の方がすごい!
となりました。
(自分でやっておきながら「最年少・最年長記録」ですごい…って、何?)
⑦芥川賞と直木賞:どっちが世界に通用してすごい?

最後に、世界の文学賞「ノーベル文学賞」受賞した作家がいるかどうかを比べてみましょう。
芥川賞受賞者でノーベル文学賞を受賞したのは…
芥川受賞者でノーベル文学賞を受賞した人が、1人います。
それは、大江健三郎さん。
第39回・1958年上半期に『飼育』で受賞し(当時の最年少記録)、1994年に日本文学史上2人目のノーベル文学賞を受賞しました。
大江健三郎さんの代表作が気になる人は、一度手に取ってみるといいかもしれませんね↓
- 『飼育』(芥川賞受賞作品)
- 『万延元年のフットボール』(代表作・谷川潤一郎賞)
- 『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)
- 『雨の木を聴く女たち』(読売文学賞)
直木賞受賞者でノーベル文学賞を受賞したのは…
直木賞受賞者でノーベル文学賞を受賞した人は、
いません(残念…!)
日本でノーベル文学賞を受賞したのは、先程紹介した大江健三郎さんと、川端康成さんの2人しかいません。
そうそうもらえる賞じゃないので、難しいですよね。
ということで、「ノーベル文学賞輩出」で比較した結果、
ノーベル文学賞輩出では、直木賞よりも芥川賞の方がすごい!
となりました。
もはや、「芥川賞がすごい」とか「直木賞がすごい」という比較を飛び越えて「大江健三郎さんすごい!」だと思いますが、まぁ一種のエンタメということでご了承くださいませ…。
まとめ:芥川賞と直木賞、あなたはどっちが「すごい」と感じましたか?

7つの項目で「芥川賞と直木賞どっちがすごい?」のかを徹底解説してきました。
結果は以下のとおりです↓
- 検索ボリューム:芥川賞
- 累計売上部数1位の作品:芥川賞
- アマゾンレビュー数・評価:直木賞
- オーディオブック化率:直木賞
- 映画化作品数:直木賞
- 最年少・最年長記録:芥川賞
- ノーベル文学賞受賞者:芥川賞
最終結果:芥川賞 4勝 – 直木賞 3勝
わずかな差ですが、芥川賞の勝利となりました。
(なんなんだコレ。ホントすんません!土下座!!)
謎の対決をやってきましたが、結局のところ「人それぞれ好みがある」「すごいと感じる観点がある」と思うので、自分にあった賞はどちらかな、と考えてみてくださいね。
ちなみに、あなたは「芥川賞」と「直木賞」どっちがすごいと思いますか?
ぜひ、投票で教えて下さいね↓