「太宰治賞受賞作の歴代作品を全部チェックしたい!」
「一覧表でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、歴代の太宰治賞受賞作品をすべて紹介します。
先に歴代太宰治賞一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓
歴代の太宰治賞受賞作品一覧(タップ)
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
第40回(2024年) | メメントラブドール | 市街地ギャオ |
第39回(2023年) | 自分以外全員他人 | 西村亨 |
第38回(2022年) | 棕櫚を燃やす | 野々井透 |
第37回(2021年) | birth | 山家望 |
第36回(2020年) | 空芯手帳 | 八木詠美 |
第35回(2019年) | 色彩 | 阿佐元明 |
第34回(2018年) | リトルガールズ | 錦見映理子 |
第33回(2017年) | タンゴ・イン・ザ・ダーク | サクラ・ヒロ |
第32回(2016年) | 楽園 | 夜釣十六 |
第31回(2015年) | 名前も呼べない | 伊藤朱里 |
第30回(2014年) | コンとアンジ | 井鯉こま |
第29回(2013年) | さようなら、オレンジ | 岩城けい |
第28回(2012年) | うつぶし | 隼見果奈 |
第27回(2011年) | 会えなかった人 | 由井鮎彦 |
第26回(2010年) | こちらあみ子 | 今村夏子 |
第25回(2009年) | だむかん | 柄澤昌幸 |
第24回(2008年) | ロミオとインディアナ | 永瀬直矢 |
第23回(2007年) | チューバはうたう ――mit Tuba | 瀬川深 |
第22回(2006年) | ぴんはらり | 栗林佐知 |
第21回(2005年) | 君は永遠にそいつらより若い | 津村記久子 |
第20回(2004年) | 指の音楽 | 志賀泉 |
第19回(2003年) | 真夜中のサクラ | 小林ゆり |
第18回(2002年) | 緊縛 | 小川内初枝 |
第17回(2001年) | 一滴の嵐 | 小島小陸 |
第16回(2000年) | 青空のルーレット | 辻内智貴 |
第15回(1999年) | 最後の歌――the Spectrum of the Last Song | 冴桐由 |
第14回(1978年) | 電車ごっこ停戦 | 福本武久 |
第13回(1977年) | 泥の河 | 宮本輝 |
第12回(1976年) | 越後瞽女唄冬の旅 | 村山富士子 |
第11回(1975年) | 花捨て | 不二今日子 |
第10回(1974年) | 谷間の生霊たち | 朝海さち子 |
第9回(1973年) | 櫂 | 宮尾登美子 |
第7回(1971年) | 流刑地にて | 三神真彦 |
第6回(1970年) | 背後の時間 | 海堂昌之 |
第5回(1969年) | 清経入水 | 秦恒平 |
第4回(1968年) | 月の道化者 | 三浦浩樹 |
第3回(1967年) | 青幻記 | 一色次郎 |
第2回(1966年) | 星への旅 | 吉村昭 |
【歴代】太宰治賞受賞作の一覧|令和受賞分

まずは、歴代太宰治賞受賞作の令和受賞分を紹介します。
先に令和の作品一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓
第23回(2024年)メメントラブドール
私には幾つか顔がある。裏アカ男子、男の娘キャスト、院卒若手正社員――ペルソナたちがハレーションする新宿区在住20代♂の令和五年。第40回太宰治賞受賞。
読んだ感想
現代社会の闇を鋭く描きつつも、どこか温かみのある作品でした。特に、主人公が紺野との関係を通じて自分と向き合っていく過程が印象的。文体も柔らかくて読みやすかったです。
(30代男性)
第39回(2023年)自分以外全員他人
マッサージ店で勤務する柳田譲、44歳、独身。傷つきやすく人付き合いが苦手な彼の心を迷惑な客や俗悪な同僚、老いた母や義父が削り取っていく。自分が暴発してしまうまえに自死することだけが希望となった柳田をさらに世界の図らざる悪意が翻弄する――。第39回太宰治賞受賞作。
読んだ感想
現代社会の孤独感をうまく表現していて、考えさせられました。主人公が隣人の田中さんと交流を深めていく場面が印象的でした。皮肉とユーモアのバランスが絶妙で、クスッと笑いながらも深く考えさせられる、そんな作品でした。
(40代女性)
第38回(2022年)棕櫚を燃やす
作品名 | 棕櫚を燃やす |
---|---|
著者 | 野々井透 |
出版社 | 筑摩書房 |
第38回太宰治賞受賞&第36回三島由紀夫賞候補作
「聖なる家族と呼ぶべき一家の物語」――荒川洋治(現代詩作家)
父のからだに、なにかが棲んでいる――。
三十四歳の春野と、五歳年下の妹・澄香と父は、東京の庭付き一軒家に三人で暮らしている。姉妹は家を出たいとも思わず、職を転々としながら、三人で心地よい世界を築いてきた。そんな折、父に残された時間が一年だと知る……。玄関に脱ぎ捨てられた父の靴下、明け方のドライブ、三人で囲むすき焼き鍋。残された家族の日々は、静かで温かく、そして危うい。
喪失へと向かう家族を描く第38回太宰治賞受賞作と、書き下ろし「らくだの掌」を収録。
「築いても築いても、壊してばかりの私がそうやって壊すことができるのは、戻る場所があったからで、それは父だった。湖のような目をした、さもありなんの父がいつも在る。だのに、父は湖の目をどこかに失くし、冷たい音を発している。面倒だから、悲しいだけにさせてよ、そう思う。」(本文より)
読んだ感想
文章が独特で、最初は戸惑いましたが、読んでるうちに引き込まれていきました。特に春野と澄香の姉妹愛がすごく温かくて、泣きそうになりました。父親の病気のこととかは重いテーマなのに、日常の描写が生き生きしてて、希望を感じました。
(20代女性)
第37回(2021年)birth
※『グレイスは死んだのか』の中に『シャーマンと爆弾男』が併録されています
第38回太宰治賞受賞&第36回三島由紀夫賞候補作
「聖なる家族と呼ぶべき一家の物語」――荒川洋治(現代詩作家)
父のからだに、なにかが棲んでいる――。
三十四歳の春野と、五歳年下の妹・澄香と父は、東京の庭付き一軒家に三人で暮らしている。姉妹は家を出たいとも思わず、職を転々としながら、三人で心地よい世界を築いてきた。そんな折、父に残された時間が一年だと知る……。玄関に脱ぎ捨てられた父の靴下、明け方のドライブ、三人で囲むすき焼き鍋。残された家族の日々は、静かで温かく、そして危うい。
喪失へと向かう家族を描く第38回太宰治賞受賞作と、書き下ろし「らくだの掌」を収録。
「築いても築いても、壊してばかりの私がそうやって壊すことができるのは、戻る場所があったからで、それは父だった。湖のような目をした、さもありなんの父がいつも在る。だのに、父は湖の目をどこかに失くし、冷たい音を発している。面倒だから、悲しいだけにさせてよ、そう思う。」(本文より)
読んだ感想
主人公が拾った母子手帳をきっかけに自分の過去と向き合っていく様子が丁寧に描かれていて、心に響きました。放送ライブラリーの場面など、横浜の街の雰囲気もよく伝わってきて、物語の世界に引き込まれました。
(30代女性)
第36回(2020年)空芯手帳
「だから私は嘘を持つことにしたの」―日々押し付けられる雑務にキレてつい「妊娠してます」と口走った柴田が送る奇妙な妊婦ライフ。第36回太宰治賞受賞作にして、昨年刊行された英語版がNYタイムズやニューヨーク公共図書館の今年の収穫に挙げられるなど話題となり、現在、世界14カ国語で翻訳進行中の鮮烈デビュー作が待望の文庫化!
読んだ感想
現代女性の抱える問題を、偽装妊娠という斬新な切り口で描いていて驚きました。柴田さんの心の動きが繊細に描かれていて、共感する場面が多くありました。社会の慣習に縛られない生き方を示唆していて、勇気をもらえる作品だと感じました。
(50代女性)
第35回(2019年)色彩
夢をあきらめ塗装会社で働く千秋。仕事にも慣れ、それなりに充実した日々を送るが、新人の存在がその日常に微妙な変化をひきおこす。第35回太宰治賞受賞作。
読んだ感想
挫折と向き合って生きる人々の姿に深く共感しました。千秋や加賀君の心の機微が丁寧に描かれていて、思わず我が身を振り返ってしまいました。読後感もとても爽やかで、希望を感じる作品でした。
(50代男性)
【歴代】太宰治賞受賞作の一覧|平成以前の受賞分

歴代太宰治賞受賞作の平成以前受賞分の作品を紹介します。
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
第34回(2018年) | リトルガールズ | 錦見映理子 |
第33回(2017年) | タンゴ・イン・ザ・ダーク | サクラ・ヒロ |
第32回(2016年) | 楽園 | 夜釣十六 |
第31回(2015年) | 名前も呼べない | 伊藤朱里 |
第30回(2014年) | コンとアンジ | 井鯉こま |
第29回(2013年) | さようなら、オレンジ | 岩城けい |
第28回(2012年) | うつぶし | 隼見果奈 |
第27回(2011年) | 会えなかった人 | 由井鮎彦 |
第26回(2010年) | こちらあみ子 | 今村夏子 |
第25回(2009年) | だむかん | 柄澤昌幸 |
第24回(2008年) | ロミオとインディアナ | 永瀬直矢 |
第23回(2007年) | チューバはうたう ――mit Tuba | 瀬川深 |
第22回(2006年) | ぴんはらり | 栗林佐知 |
第21回(2005年) | 君は永遠にそいつらより若い | 津村記久子 |
第20回(2004年) | 指の音楽 | 志賀泉 |
第19回(2003年) | 真夜中のサクラ | 小林ゆり |
第18回(2002年) | 緊縛 | 小川内初枝 |
第17回(2001年) | 一滴の嵐 | 小島小陸 |
第16回(2000年) | 青空のルーレット | 辻内智貴 |
第15回(1999年) | 最後の歌――the Spectrum of the Last Song | 冴桐由 |
第14回(1978年) | 電車ごっこ停戦 | 福本武久 |
第13回(1977年) | 泥の河 | 宮本輝 |
第12回(1976年) | 越後瞽女唄冬の旅 | 村山富士子 |
第11回(1975年) | 花捨て | 不二今日子 |
第10回(1974年) | 谷間の生霊たち | 朝海さち子 |
第9回(1973年) | 櫂 | 宮尾登美子 |
第7回(1971年) | 流刑地にて | 三神真彦 |
第6回(1970年) | 背後の時間 | 海堂昌之 |
第5回(1969年) | 清経入水 | 秦恒平 |
第4回(1968年) | 月の道化者 | 三浦浩樹 |
第3回(1967年) | 青幻記 | 一色次郎 |
第2回(1966年) | 星への旅 | 吉村昭 |
まとめ:【歴代】太宰治賞受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代太宰治賞受賞作品を紹介してきました。
興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。
無料で聴く方法
オーディブルの30日無料体験を使うことで、「オーディブル対象の太宰治賞作品」を無料で聴くことができます。
無料体験は、お試し期間中いつでもキャンセルできるので、安心して利用できますよ。
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- オーディブルに登録する
- アプリをダウンロードして聴く
それぞれ見ていきましょう
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Step2:アプリをダウンロードして聴く
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よいオーディブル体験を〜