【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧まとめ|2025年版

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【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧まとめ|2025年版

群像新人文学賞・受賞作の歴代作品を全部チェックしたい!」
一覧表でまとめている記事はないのかな?」

と思っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、歴代の群像新人文学賞・受賞作品をすべて紹介します。

先に歴代群像新人文学賞一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓

歴代の群像新人文学賞・受賞作品一覧(タップ)
受賞回(年)作品名受賞者
第67回(2024)月ぬ走いや、馬ぬ走い豊永浩平
第66回(2023)もぬけの考察村雲菜月
第66回(2023)ジューンドロップ夢野寧子
第65回(2022)家庭用安心坑夫小砂川チト
第65回(2022)点滅するものの革命平沢逸
第64回(2021)貝に続く場所にて石沢麻依
第64回(2021)鳥がぼくらは祈り、島口大樹
第62回(2019)そこどけあほが通るさかい
(群像2019年6月号に掲載)
石倉真帆
第61回(2018)美しい顔北条裕子
第59回(2016)ジニのパズル崔実
第58回(2015)十七八より乗代雄介
第57回(2014)吾輩ハ猫ニナル横山悠太
第56回(2013)鶏が鳴く波多野陸
第55回(2012)架空列車岡本学
第54回(2011)美しい私の顔中納直子
第53回(2010)朝が止まる淺川継太
第53回(2010)後悔さきにたたず野水陽介
第52回(2009)カメレオン狂のための戦争学習帳丸岡大介
第51回(2008)子守唄しか聞こえない松尾依子
第50回(2007)アサッテの人諏訪哲史
第49回(2006)無限のしもべ木下古栗
第49回(2006)憂鬱なハスビーン朝比奈あすか
第48回(2005)さよなら アメリカ樋口直哉
第47回(2004)狐寝入夢虜十文字実香
第46回(2003)火薬と愛の星森健
第45回(2002)ジャイロ!早川大介
第45回(2002)死せる魂の幻想寺村朋輝
第44回(2001)蚤の心臓ファンクラブ萩原亨
第43回(2000)(世界記録)横田創
第40回(1997)秒速10センチの越冬岡崎祥久
第39回(1996)やさしい光鈴木景子
第37回(1994)アメリカの夜阿部和重
第34回(1991)かかとを失くして多和田葉子
第33回(1990)コンビニエンス ロゴス高野亘
第31回(1988)アルチュール・エリソンの素描石田郁男
第30回(1987)あなたについて下井葉子
第30回(1987)わたしについて、ポートレイト・イン・ナンバー鈴木隆之
第29回(1986)復活祭のためのレクイエム新井千裕
第28回(1985)ゼロはん李起昇
第27回(1984)ダミアンズ華城文子
第27回(1984)私の獲物華城文子
第26回(1983)草のかんむり伊井直行
第24回(1981)極楽笙野頼子
第23回(1980)昼と夜長谷川卓
第22回(1979)風の歌を聴け村上春樹
第21回(1978)永遠に一日小幡亮介
第21回(1978)海を感じる時中沢けい
第19回(1976)限りなく透明に近いブルー村上龍
第18回(1975)祭りの場林京子
第17回(1974)迪子とその夫飯田章
第17回(1974)退屈しのぎ高橋三千綱
第17回(1974)或る回復森本等
第13回(1970)出発の周辺勝木康介
第12回(1969)またふたたびの道李恢成
第11回(1968)三匹の蟹大庭みな子
第10回(1967)近藤弘俊
第8回(1965)砂の関係黒部亨
第7回(1964)どくだみ三好三千子
第6回(1963)重い車文沢隆一
第5回(1962)日蝕西原啓
第3回(1960)魔笛古賀珠子
タップできる目次

【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧|令和受賞分

まずは、歴代群像新人文学賞・受賞作の令和受賞分を紹介します。

令和の受賞作品の一覧はこちら↓

受賞回(年)作品名受賞者
第67回(2024)月ぬ走いや、馬ぬ走い豊永浩平
第66回(2023)もぬけの考察村雲菜月
第66回(2023)ジューンドロップ夢野寧子
第65回(2022)家庭用安心坑夫小砂川チト
第65回(2022)点滅するものの革命平沢逸
第64回(2021)貝に続く場所にて石沢麻依
第64回(2021)鳥がぼくらは祈り、島口大樹
第62回(2019)そこどけあほが通るさかい
(群像2019年6月号に掲載)
石倉真帆

第67回(2024年)月ぬ走いや、馬ぬ走い

著:豊永浩平
¥1,562 (2025/03/11 20:37時点 | Amazon調べ)
作品名月ぬ走いや、馬ぬ走い
著者豊永浩平
出版社講談社

第67回群像新人文学賞受賞!新たな戦争の時代に現れた圧倒的才能!21歳の現役大学生、衝撃のデビュー作。
先祖の魂が還ってくる盆の中日、幼い少年と少女の前に、78年前に死んだ日本兵の亡霊が現れる――。時空を超えて紡がれる圧巻の「語り」が、歴史と現在を接続する!

ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ!

月ぬ走いや、馬ぬ走い

読んだ感想

沖縄の魅力が詰まった一冊です。ウチナーグチの会話も味があって、沖縄の文化に触れた気分。戦後の複雑な歴史も自然に理解でき、考えさせられる部分も多かったです。
(30代女性)

『月ぬ走いや、馬ぬ走い』を見てみる>>

第66回(2023年)もぬけの考察

著:村雲菜月
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作品名もぬけの考察
著者村雲菜月
出版社講談社

第66回 群像新人文学賞受賞作!
この部屋の住人は、みんないなくなる? 都市の片隅にあるマンションの一室、408号室に入れ替わる住人たち――。奇想天外な物語が、日常にひそむ不安と恐怖を映し出す。

もぬけの考察

読んだ感想

一見すると失踪事件のミステリーですが、その裏には心理描写や社会問題が丁寧に描かれていて、読み応えがあります。伏線がすべて回収される展開もすごかったです。
(30代男性)

『もぬけの考察』を見てみる>>

第65回(2023年)ジューンドロップ

著:夢野寧子
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作品名ジューンドロップ
著者夢野寧子
出版社講談社

わたしたちには家族をめぐる秘密がある

母の不妊治療の失敗、凶暴な白い光と共に襲ってくる片頭痛。
しずくとタマキは、持て余した心を抱えて
縛られ地蔵に会いに行く――。

傷つき、傷つけ、思いあう。痛切な家族の愛のかたち。

「ふと脳裏に、幼い未発達の実が木から落下する光景が過りました。
どうして自分は彼らと同じ道をたどらなかったんだろう」

第66回群像新人文学賞受賞作!

ジューンドロップ

読んだ感想

しずくが抱える「幸せの重圧」が、意外と身近な問題だなと感じました。親や先生の期待に応えようとする姿、自分もそうだったなと思い出しました。特に母親との距離感がリアルでした。読後感はすっきりとしてよかったです。
(30代女性)

『ジューンドロップ』を見てみる>>

第65回(2022年)家庭用安心坑夫

著:小砂川チト
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作品名家庭用安心坑夫
著者小砂川チト
出版社講談社

日本橋三越の柱に、幼いころ実家に貼ったシールがあるのを見つけたところから物語は始まる。狂気と現実世界が互いに浸食し合い、新人らしからぬ圧倒的筆致とスピード感で我々を思わぬところへ運んでいく。
誌上発表後、新聞各紙絶賛、話題沸騰の受賞作を緊急刊行!
第65回群像新人文学賞受賞作(選評より)
語り手、そして読む人の立つ足下が揺るがされる――柴崎友香
絶望的成長小説である――町田康
最も文章の水準、小説技術の水準の高い作品だった――松浦理英子

家庭用安心坑夫

読んだ感想

育児中の私にはちょっと刺激が強かったけど、面白かった!主人公の小波が感じる閉塞感、よくわかる。在宅勤務の夫に気を遣いながら、上の階の親子の足音が気になるシーン、まさに今の私。尾去沢ツトムが父親だと思い込む設定が斬新で、親子関係って何だろうって考えさせられた。ラストの鍋パーティー、なんだか切なくて泣けました。
(30代女性)

『家庭用安心坑夫』を見てみる>>

第65回(2022年)点滅するものの革命

著:平沢逸
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作品名点滅するものの革命
著者平沢逸
出版社講談社

第65回群像新人文学賞受賞作!多摩川の河川敷で、五歳の「わたし」の目が映す、ひと夏の奇跡。鮮烈な才能を記すデビュー作。
未解決事件の報奨金目当てに、多摩川の河川敷に通って拳銃を探す父ちゃんと、雀荘のママ鈴子さん、失恋を引きずる大学生レンアイ……。はぐれものたちが集まる岸辺で、記録され得ない時間が立ちあがる。

点滅するものの革命

読んだ感想

何気ない日常を描いているだけなのに、なぜこんなにも心惹かれるのでしょうか。ちーちゃんの目を通して見る多摩川や父ちゃんの日々は、どこか懐かしさと温かさを感じます。静けさの中に感動が詰まった一冊です。
(50代男性)

『点滅するものの革命』を見てみる>>

第64回(2021年)貝が続く場所にて

著:石沢麻依
¥704 (2025/02/12 13:15時点 | Amazon調べ)

無料で”聴く”方法>>

作品名貝に続く場所にて
著者石沢麻依
出版社講談社

あの日行方不明となった彼が、ドイツの私の元を現れる。
忘却に抗う言語芸術の傑作にして、鮮烈なるデビュー小説。

第165回芥川賞受賞作
第64回群像新人文学賞受賞作

ドイツの学術都市ゲッティンゲンに暮らす私の元に、東日本大震災で行方不明になった彼が現れる。
陽に透けないほどの存在感を持つその訪問者に私は安堵するが、死者との邂逅はその街と人の様相を重層的な記憶を掘り起こすように変容させてゆく。
群像新人文学賞と芥川賞をダブル受賞した著者のデビュー作。

貝に続く場所にて

読んだ感想

人生について考えさせられる一冊でした。人間関係や選択の難しさがリアルに描かれていて、何度も自分自身と重ねてしまいました。読み終わった後もずっと心に残る作品で、また違うタイミングで読み返したいと思います。
(20代男性)

『貝に続く場所にて』は無料で聴けます>>

第64回(2021年)鳥がぼくらは祈り、

著:島口大樹
¥660 (2025/03/11 20:58時点 | Amazon調べ)
作品名鳥がぼくらは祈り、
著者島口大樹
出版社講談社

第64回群像新人文学賞受賞!
高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。
日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。

鳥がぼくらは祈り、

読んだ感想

熊谷高校を舞台にした4人の男子高校生の物語。”ぼく”の視点が他の3人に移り変わる文体が斬新で、最初は戸惑いましたが、慣れると4人の気持ちが深く理解できて面白かったです。夏祭りのシーンとか、部活帰りの描写とか、高校時代を思い出して懐かしくなりました。
(20代男性)

『鳥がぼくらは祈り、』を見てみる>>

第62回(2019年)そこどけあほが通るさかい

¥670 (2025/03/11 21:05時点 | Amazon調べ)
作品名そこどけあほが通るさかい
(群像2019年6月号に掲載)
著者石倉真帆
出版社講談社

当選作 そこどけあほが通るさかい 石倉真帆
少女と兄に浴びせかけられる呪詛と軽侮の言葉たち。
永劫に続くかと思われる艱難は濃密な家の関係を否応なく炙り出す。
その果てに解放はあるのか。少女はいかに生きるのか。圧倒的筆致で魂の成長を描く新鋭のデビュー作。

そこどけあほが通るさかい(群像2019年6月号に掲載)

読んだ感想

婆ちゃんの言葉遣いは衝撃的でしたが、そこにリアリティを感じました。作者の熱量が伝わってくる文章でした。
(30代女性)

『そこどけあほが通るさかい(群像2019年6月号に掲載)』を見てみる>>

【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧|平成以前の受賞分

歴代群像新人文学賞・受賞作の平成以前受賞分の作品を紹介します。

受賞回(年)作品名受賞者
第61回(2018)美しい顔北条裕子
第59回(2016)ジニのパズル崔実
第58回(2015)十七八より乗代雄介
第57回(2014)吾輩ハ猫ニナル横山悠太
第56回(2013)鶏が鳴く波多野陸
第55回(2012)架空列車岡本学
第54回(2011)美しい私の顔中納直子
第53回(2010)朝が止まる淺川継太
第53回(2010)後悔さきにたたず野水陽介
第52回(2009)カメレオン狂のための戦争学習帳丸岡大介
第51回(2008)子守唄しか聞こえない松尾依子
第50回(2007)アサッテの人諏訪哲史
第49回(2006)無限のしもべ木下古栗
第49回(2006)憂鬱なハスビーン朝比奈あすか
第48回(2005)さよなら アメリカ樋口直哉
第47回(2004)狐寝入夢虜十文字実香
第46回(2003)火薬と愛の星森健
第45回(2002)ジャイロ!早川大介
第45回(2002)死せる魂の幻想寺村朋輝
第44回(2001)蚤の心臓ファンクラブ萩原亨
第43回(2000)(世界記録)横田創
第40回(1997)秒速10センチの越冬岡崎祥久
第39回(1996)やさしい光鈴木景子
第37回(1994)アメリカの夜阿部和重
第34回(1991)かかとを失くして多和田葉子
第33回(1990)コンビニエンス ロゴス高野亘
第31回(1988)アルチュール・エリソンの素描石田郁男
第30回(1987)あなたについて下井葉子
第30回(1987)わたしについて、ポートレイト・イン・ナンバー鈴木隆之
第29回(1986)復活祭のためのレクイエム新井千裕
第28回(1985)ゼロはん李起昇
第27回(1984)ダミアンズ華城文子
第27回(1984)私の獲物華城文子
第26回(1983)草のかんむり伊井直行
第24回(1981)極楽笙野頼子
第23回(1980)昼と夜長谷川卓
第22回(1979)風の歌を聴け村上春樹
第21回(1978)永遠に一日小幡亮介
第21回(1978)海を感じる時中沢けい
第19回(1976)限りなく透明に近いブルー村上龍
第18回(1975)祭りの場林京子
第17回(1974)迪子とその夫飯田章
第17回(1974)退屈しのぎ高橋三千綱
第17回(1974)或る回復森本等
第13回(1970)出発の周辺勝木康介
第12回(1969)またふたたびの道李恢成
第11回(1968)三匹の蟹大庭みな子
第10回(1967)近藤弘俊
第8回(1965)砂の関係黒部亨
第7回(1964)どくだみ三好三千子
第6回(1963)重い車文沢隆一
第5回(1962)日蝕西原啓
第3回(1960)魔笛古賀珠子

まとめ:【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代群像新人文学賞・受賞作品を紹介してきました。

興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。

令和の群像新人文学賞・作品一覧を見る

平成の群像新人文学賞・作品一覧を見る

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