「群像新人文学賞・受賞作の歴代作品を全部チェックしたい!」
「一覧表でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、歴代の群像新人文学賞・受賞作品をすべて紹介します。
先に歴代群像新人文学賞一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓
歴代の群像新人文学賞・受賞作品一覧(タップ)
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
第67回(2024) | 月ぬ走いや、馬ぬ走い | 豊永浩平 |
第66回(2023) | もぬけの考察 | 村雲菜月 |
第66回(2023) | ジューンドロップ | 夢野寧子 |
第65回(2022) | 家庭用安心坑夫 | 小砂川チト |
第65回(2022) | 点滅するものの革命 | 平沢逸 |
第64回(2021) | 貝に続く場所にて | 石沢麻依 |
第64回(2021) | 鳥がぼくらは祈り、 | 島口大樹 |
第62回(2019) | そこどけあほが通るさかい (群像2019年6月号に掲載) | 石倉真帆 |
第61回(2018) | 美しい顔 | 北条裕子 |
第59回(2016) | ジニのパズル | 崔実 |
第58回(2015) | 十七八より | 乗代雄介 |
第57回(2014) | 吾輩ハ猫ニナル | 横山悠太 |
第56回(2013) | 鶏が鳴く | 波多野陸 |
第55回(2012) | 架空列車 | 岡本学 |
第54回(2011) | 美しい私の顔 | 中納直子 |
第53回(2010) | 朝が止まる | 淺川継太 |
第53回(2010) | 後悔さきにたたず | 野水陽介 |
第52回(2009) | カメレオン狂のための戦争学習帳 | 丸岡大介 |
第51回(2008) | 子守唄しか聞こえない | 松尾依子 |
第50回(2007) | アサッテの人 | 諏訪哲史 |
第49回(2006) | 無限のしもべ | 木下古栗 |
第49回(2006) | 憂鬱なハスビーン | 朝比奈あすか |
第48回(2005) | さよなら アメリカ | 樋口直哉 |
第47回(2004) | 狐寝入夢虜 | 十文字実香 |
第46回(2003) | 火薬と愛の星 | 森健 |
第45回(2002) | ジャイロ! | 早川大介 |
第45回(2002) | 死せる魂の幻想 | 寺村朋輝 |
第44回(2001) | 蚤の心臓ファンクラブ | 萩原亨 |
第43回(2000) | (世界記録) | 横田創 |
第40回(1997) | 秒速10センチの越冬 | 岡崎祥久 |
第39回(1996) | やさしい光 | 鈴木景子 |
第37回(1994) | アメリカの夜 | 阿部和重 |
第34回(1991) | かかとを失くして | 多和田葉子 |
第33回(1990) | コンビニエンス ロゴス | 高野亘 |
第31回(1988) | アルチュール・エリソンの素描 | 石田郁男 |
第30回(1987) | あなたについて | 下井葉子 |
第30回(1987) | わたしについて、ポートレイト・イン・ナンバー | 鈴木隆之 |
第29回(1986) | 復活祭のためのレクイエム | 新井千裕 |
第28回(1985) | ゼロはん | 李起昇 |
第27回(1984) | ダミアンズ | 華城文子 |
第27回(1984) | 私の獲物 | 華城文子 |
第26回(1983) | 草のかんむり | 伊井直行 |
第24回(1981) | 極楽 | 笙野頼子 |
第23回(1980) | 昼と夜 | 長谷川卓 |
第22回(1979) | 風の歌を聴け | 村上春樹 |
第21回(1978) | 永遠に一日 | 小幡亮介 |
第21回(1978) | 海を感じる時 | 中沢けい |
第19回(1976) | 限りなく透明に近いブルー | 村上龍 |
第18回(1975) | 祭りの場 | 林京子 |
第17回(1974) | 迪子とその夫 | 飯田章 |
第17回(1974) | 退屈しのぎ | 高橋三千綱 |
第17回(1974) | 或る回復 | 森本等 |
第13回(1970) | 出発の周辺 | 勝木康介 |
第12回(1969) | またふたたびの道 | 李恢成 |
第11回(1968) | 三匹の蟹 | 大庭みな子 |
第10回(1967) | 骨 | 近藤弘俊 |
第8回(1965) | 砂の関係 | 黒部亨 |
第7回(1964) | どくだみ | 三好三千子 |
第6回(1963) | 重い車 | 文沢隆一 |
第5回(1962) | 日蝕 | 西原啓 |
第3回(1960) | 魔笛 | 古賀珠子 |
【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧|令和受賞分

まずは、歴代群像新人文学賞・受賞作の令和受賞分を紹介します。
令和の受賞作品の一覧はこちら↓
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
第67回(2024) | 月ぬ走いや、馬ぬ走い | 豊永浩平 |
第66回(2023) | もぬけの考察 | 村雲菜月 |
第66回(2023) | ジューンドロップ | 夢野寧子 |
第65回(2022) | 家庭用安心坑夫 | 小砂川チト |
第65回(2022) | 点滅するものの革命 | 平沢逸 |
第64回(2021) | 貝に続く場所にて | 石沢麻依 |
第64回(2021) | 鳥がぼくらは祈り、 | 島口大樹 |
第62回(2019) | そこどけあほが通るさかい (群像2019年6月号に掲載) | 石倉真帆 |
第67回(2024年)月ぬ走いや、馬ぬ走い
作品名 | 月ぬ走いや、馬ぬ走い |
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著者 | 豊永浩平 |
出版社 | 講談社 |
第67回群像新人文学賞受賞!新たな戦争の時代に現れた圧倒的才能!21歳の現役大学生、衝撃のデビュー作。
先祖の魂が還ってくる盆の中日、幼い少年と少女の前に、78年前に死んだ日本兵の亡霊が現れる――。時空を超えて紡がれる圧巻の「語り」が、歴史と現在を接続する!ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ!
読んだ感想
沖縄の魅力が詰まった一冊です。ウチナーグチの会話も味があって、沖縄の文化に触れた気分。戦後の複雑な歴史も自然に理解でき、考えさせられる部分も多かったです。
(30代女性)
第66回(2023年)もぬけの考察
第66回 群像新人文学賞受賞作!
この部屋の住人は、みんないなくなる? 都市の片隅にあるマンションの一室、408号室に入れ替わる住人たち――。奇想天外な物語が、日常にひそむ不安と恐怖を映し出す。
読んだ感想
一見すると失踪事件のミステリーですが、その裏には心理描写や社会問題が丁寧に描かれていて、読み応えがあります。伏線がすべて回収される展開もすごかったです。
(30代男性)
第65回(2023年)ジューンドロップ
作品名 | ジューンドロップ |
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著者 | 夢野寧子 |
出版社 | 講談社 |
わたしたちには家族をめぐる秘密がある
母の不妊治療の失敗、凶暴な白い光と共に襲ってくる片頭痛。
しずくとタマキは、持て余した心を抱えて
縛られ地蔵に会いに行く――。傷つき、傷つけ、思いあう。痛切な家族の愛のかたち。
「ふと脳裏に、幼い未発達の実が木から落下する光景が過りました。
どうして自分は彼らと同じ道をたどらなかったんだろう」第66回群像新人文学賞受賞作!
読んだ感想
しずくが抱える「幸せの重圧」が、意外と身近な問題だなと感じました。親や先生の期待に応えようとする姿、自分もそうだったなと思い出しました。特に母親との距離感がリアルでした。読後感はすっきりとしてよかったです。
(30代女性)
第65回(2022年)家庭用安心坑夫
日本橋三越の柱に、幼いころ実家に貼ったシールがあるのを見つけたところから物語は始まる。狂気と現実世界が互いに浸食し合い、新人らしからぬ圧倒的筆致とスピード感で我々を思わぬところへ運んでいく。
誌上発表後、新聞各紙絶賛、話題沸騰の受賞作を緊急刊行!
第65回群像新人文学賞受賞作(選評より)
語り手、そして読む人の立つ足下が揺るがされる――柴崎友香
絶望的成長小説である――町田康
最も文章の水準、小説技術の水準の高い作品だった――松浦理英子
読んだ感想
育児中の私にはちょっと刺激が強かったけど、面白かった!主人公の小波が感じる閉塞感、よくわかる。在宅勤務の夫に気を遣いながら、上の階の親子の足音が気になるシーン、まさに今の私。尾去沢ツトムが父親だと思い込む設定が斬新で、親子関係って何だろうって考えさせられた。ラストの鍋パーティー、なんだか切なくて泣けました。
(30代女性)
第65回(2022年)点滅するものの革命
作品名 | 点滅するものの革命 |
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著者 | 平沢逸 |
出版社 | 講談社 |
第65回群像新人文学賞受賞作!多摩川の河川敷で、五歳の「わたし」の目が映す、ひと夏の奇跡。鮮烈な才能を記すデビュー作。
未解決事件の報奨金目当てに、多摩川の河川敷に通って拳銃を探す父ちゃんと、雀荘のママ鈴子さん、失恋を引きずる大学生レンアイ……。はぐれものたちが集まる岸辺で、記録され得ない時間が立ちあがる。
読んだ感想
何気ない日常を描いているだけなのに、なぜこんなにも心惹かれるのでしょうか。ちーちゃんの目を通して見る多摩川や父ちゃんの日々は、どこか懐かしさと温かさを感じます。静けさの中に感動が詰まった一冊です。
(50代男性)
第64回(2021年)貝が続く場所にて
あの日行方不明となった彼が、ドイツの私の元を現れる。
忘却に抗う言語芸術の傑作にして、鮮烈なるデビュー小説。第165回芥川賞受賞作
第64回群像新人文学賞受賞作ドイツの学術都市ゲッティンゲンに暮らす私の元に、東日本大震災で行方不明になった彼が現れる。
陽に透けないほどの存在感を持つその訪問者に私は安堵するが、死者との邂逅はその街と人の様相を重層的な記憶を掘り起こすように変容させてゆく。
群像新人文学賞と芥川賞をダブル受賞した著者のデビュー作。
読んだ感想
人生について考えさせられる一冊でした。人間関係や選択の難しさがリアルに描かれていて、何度も自分自身と重ねてしまいました。読み終わった後もずっと心に残る作品で、また違うタイミングで読み返したいと思います。
(20代男性)
第64回(2021年)鳥がぼくらは祈り、
第64回群像新人文学賞受賞!
高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。
日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。
読んだ感想
熊谷高校を舞台にした4人の男子高校生の物語。”ぼく”の視点が他の3人に移り変わる文体が斬新で、最初は戸惑いましたが、慣れると4人の気持ちが深く理解できて面白かったです。夏祭りのシーンとか、部活帰りの描写とか、高校時代を思い出して懐かしくなりました。
(20代男性)
第62回(2019年)そこどけあほが通るさかい
作品名 | そこどけあほが通るさかい (群像2019年6月号に掲載) |
---|---|
著者 | 石倉真帆 |
出版社 | 講談社 |
当選作 そこどけあほが通るさかい 石倉真帆
少女と兄に浴びせかけられる呪詛と軽侮の言葉たち。
永劫に続くかと思われる艱難は濃密な家の関係を否応なく炙り出す。
その果てに解放はあるのか。少女はいかに生きるのか。圧倒的筆致で魂の成長を描く新鋭のデビュー作。
読んだ感想
婆ちゃんの言葉遣いは衝撃的でしたが、そこにリアリティを感じました。作者の熱量が伝わってくる文章でした。
(30代女性)
『そこどけあほが通るさかい(群像2019年6月号に掲載)』を見てみる>>
【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧|平成以前の受賞分

歴代群像新人文学賞・受賞作の平成以前受賞分の作品を紹介します。
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
第61回(2018) | 美しい顔 | 北条裕子 |
第59回(2016) | ジニのパズル | 崔実 |
第58回(2015) | 十七八より | 乗代雄介 |
第57回(2014) | 吾輩ハ猫ニナル | 横山悠太 |
第56回(2013) | 鶏が鳴く | 波多野陸 |
第55回(2012) | 架空列車 | 岡本学 |
第54回(2011) | 美しい私の顔 | 中納直子 |
第53回(2010) | 朝が止まる | 淺川継太 |
第53回(2010) | 後悔さきにたたず | 野水陽介 |
第52回(2009) | カメレオン狂のための戦争学習帳 | 丸岡大介 |
第51回(2008) | 子守唄しか聞こえない | 松尾依子 |
第50回(2007) | アサッテの人 | 諏訪哲史 |
第49回(2006) | 無限のしもべ | 木下古栗 |
第49回(2006) | 憂鬱なハスビーン | 朝比奈あすか |
第48回(2005) | さよなら アメリカ | 樋口直哉 |
第47回(2004) | 狐寝入夢虜 | 十文字実香 |
第46回(2003) | 火薬と愛の星 | 森健 |
第45回(2002) | ジャイロ! | 早川大介 |
第45回(2002) | 死せる魂の幻想 | 寺村朋輝 |
第44回(2001) | 蚤の心臓ファンクラブ | 萩原亨 |
第43回(2000) | (世界記録) | 横田創 |
第40回(1997) | 秒速10センチの越冬 | 岡崎祥久 |
第39回(1996) | やさしい光 | 鈴木景子 |
第37回(1994) | アメリカの夜 | 阿部和重 |
第34回(1991) | かかとを失くして | 多和田葉子 |
第33回(1990) | コンビニエンス ロゴス | 高野亘 |
第31回(1988) | アルチュール・エリソンの素描 | 石田郁男 |
第30回(1987) | あなたについて | 下井葉子 |
第30回(1987) | わたしについて、ポートレイト・イン・ナンバー | 鈴木隆之 |
第29回(1986) | 復活祭のためのレクイエム | 新井千裕 |
第28回(1985) | ゼロはん | 李起昇 |
第27回(1984) | ダミアンズ | 華城文子 |
第27回(1984) | 私の獲物 | 華城文子 |
第26回(1983) | 草のかんむり | 伊井直行 |
第24回(1981) | 極楽 | 笙野頼子 |
第23回(1980) | 昼と夜 | 長谷川卓 |
第22回(1979) | 風の歌を聴け | 村上春樹 |
第21回(1978) | 永遠に一日 | 小幡亮介 |
第21回(1978) | 海を感じる時 | 中沢けい |
第19回(1976) | 限りなく透明に近いブルー | 村上龍 |
第18回(1975) | 祭りの場 | 林京子 |
第17回(1974) | 迪子とその夫 | 飯田章 |
第17回(1974) | 退屈しのぎ | 高橋三千綱 |
第17回(1974) | 或る回復 | 森本等 |
第13回(1970) | 出発の周辺 | 勝木康介 |
第12回(1969) | またふたたびの道 | 李恢成 |
第11回(1968) | 三匹の蟹 | 大庭みな子 |
第10回(1967) | 骨 | 近藤弘俊 |
第8回(1965) | 砂の関係 | 黒部亨 |
第7回(1964) | どくだみ | 三好三千子 |
第6回(1963) | 重い車 | 文沢隆一 |
第5回(1962) | 日蝕 | 西原啓 |
第3回(1960) | 魔笛 | 古賀珠子 |
まとめ:【歴代】群像新人文学賞・受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代群像新人文学賞・受賞作品を紹介してきました。
興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。
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