「このマンガがすごい!2024の作品を全部チェックしたい!」
「一覧でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、このマンガがすごい!2024の結果を、オトコ編・オンナ編ごとにランキングTOP10を紹介します。
それでは見ていきましょう!
『このマンガがすごい!』は宝島社が毎年12月に発行するマンガガイドです。
本書では、前年10月1日から当年9月30日までに刊行された単行本を対象に、書店員・編集者・評論家・大学の漫画研究会メンバーなどマンガをよく読む“識者”70〜200名前後が、それぞれオススメしたい5作品を順位付けし、「オトコ編」「オンナ編」としてランキング化しています。
“今、読むべきマンガ”を探すための信頼性の高いガイドです。
<<歴代『このマンガがすごい!』まとめはこちら>>
<<このマンガがすごい!2023
このマンガがすごい!2025>>
このマンガがすごい!2024年結果一覧|オトコ編

まずは、『このマンガがすごい!2024|オトコ編』の1位〜10位を紹介します。
先に結果一覧をお見せしますね↓
順位 | 作品名・受賞者 |
---|---|
1位 | ダイヤモンドの功罪 (平井大橋) |
2位 | 黄泉のツガイ (荒川弘) |
3位 | 神田ごくら町職人ばなし (坂上暁仁) |
4位 | サンダー3 (池田祐輝) |
5位 | 平和の国の島崎へ (濱田轟天) |
6位 | ウスズミの果て (岩宗治生) |
7位 | 胚培養士ミズイロ (おかざき真里) |
8位 | スキップとローファー (高松美咲) |
9位 | 砂の都 (町田洋) |
10位 | ルリドラゴン (眞藤雅興) |
1位:ダイヤモンドの功罪
「オレは野球だったんだ!」 運動の才に恵まれた綾瀬川次郎は何をしても孤高の存在。自分のせいで負ける人がいる、自分のせいで夢をあきらめる人がいる。その孤独に悩む中、“楽しい”がモットーの弱小・少年野球チーム「バンビーズ」を見つける。みんなで楽しく、野球を謳歌する綾瀬川だったが…。
読んだ感想
どんなスポーツでも抜きん出る才能を持つ次郎くん。でも“ただみんなと楽しくやりたい”だけなのに、それが才能のせいで叶わない苦しさに胸が痛みました。野球じゃなくても、誰かを傷つけたくない気持ち…あれはズルい。
(10代男性)
“天才なのになぜ孤独?”っていう問いが重くて刺さる。バンビーズで“楽しい”時間を見つけたのに、すぐに大人に勝手に代表選に申し込まれて…。才能が持つ〈功〉と〈罪〉ってこういうことか、とリアルすぎて泣きそうになりました。
(20代男性)
2位:黄泉のツガイ
山奥の小さな村落に住む少年のユルは、野鳥を狩り、大自然の中で静かに暮らしていた。しかしユルの双子の妹のアサは、何故か村の奥にある牢の中で「おつとめ」を果たしているという。それはまるで幽閉されているかのように…。穏やかな村に浮かぶ不自然な謎、この村に隠された秘密とは一体…!?未曾有のツガイバトルここに開幕!!
読んだ感想
ツガイの造形がとにかく迫力あって、ページをめくるたびゾクゾクしました。ユルのまっすぐな性格と、彼を取り巻く人々の思惑の対比が絶妙で、物語がどんどん広がっていく感じがたまらないです。
(10代男性)
まだ物語の全貌は見えていないけど、「家族」と「宿命」というテーマが強く感じられて胸に刺さりました。続きがどうなるのか気になって仕方ないです。
(30代男性)
3位:神田ごくら町職人ばなし
作品名 | 神田ごくら町職人ばなし |
---|---|
著者 | 坂上暁仁 |
出版社 | リイド社 |
完結or未完結 | 完結 →全1巻(2023/8/31完) |
「金なんざどうだっていい。心意気の話さ。わかるだろ?」
ただひたすらに、ひたむきに……
桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。伝統の手仕事を圧倒的ディテールと珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作。
■桶職人
覚えときな。木ってのは生きてんだ──木を見つめ木と生きる桶職人の一日。■刀鍛冶
自分が打った刀で子どもが殺された。灼熱の鍛冶場ーー多くを語らぬ刀匠の胸中は…■紺屋
友禅染が大流行する中、藍染の意匠に悩む一人の職人。先の見えない仕事に心は沈むが…■畳刺し
明け渡った吉原が男達の仕事の場。暮れの畳の張り替えに遊女達の冷やかしは付き物で…■左官(一、二、三)
土蔵の普請場に奇妙な男が現れる。甚三郎と名乗るこの男、上方から流れてきたようだが…
読んだ感想
桶屋さんや刀鍛冶さんたちの「黙々と手を動かす姿」にじんわり心を持ってかれました。言葉が少なくても伝わってくる職人の魂、ページをめくるたび江戸の雰囲気。こんな漫画初めてです。
(30代男性)
一話完結の形式で読みやすいのに、どれも胸に残る話ばかり。「お金じゃなくて心意気の話さ」って台詞、響く。手塚新生賞受賞も納得の、じっくり味わいたい魂のこもった一冊です。
(20代男性)
4位:サンダー3
作品名 | サンダー3 |
---|---|
著者 | 池田祐輝 |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 未完結 →8巻まで発売中(2025/9現在) |
とんでもねぇヤツらがやってきた! 常識を覆す衝撃作、爆誕!! 幼い妹ふたばに、やけになつかれている中学生・ぴょんたろう。彼と2人の友人は、背の低さから「スモール3」と呼ばれていた。ある日3人はぴょんたろうの家で担任教師・ドクから借りたDVDを観る。そこから3人の、そして妹ふたばの、奇想天外な冒険が始まる…!! Twitter・マガポケ・コミックDAYSで話題沸騰! 月マガ編集長も失禁した、驚愕のSF・開幕!!
読んだ感想
最初の絵柄のゆるさに「え?」ってなったのに、話が進むにつれて画力が急上昇するそのギャップがヤバかった。ページをめくるたびに「お、この展開どうなる…!」ってワクワクが止まらないSF冒険です。
(20代男性)
アニメっぽい空気感から一気に“GANTZみたいなリアルSF世界”に引きずり込まれて、気づけばぴょんたろうたちを応援してました。異世界なのにどこか馴染む感じ、不思議とクセになる。
(30代男性)
5位:平和の国の島崎へ
作品名 | 平和の国の島崎へ |
---|---|
著者 | 濱田轟天 |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 未完結 →9巻まで発売中(2025/9現在) |
寄生獣の岩明均推薦!
幼少期に国際テロ組織LELに拉致され、戦闘工作員となった男・島崎真悟。
30年の時を経て組織からの脱出に成功した彼は、故郷である日本に帰ってくる。
島崎は新天地で“平和”な暮らしを手にできるのか--。
戦場と日常の狭間で生きる男のアクション譚、開幕!
読んだ感想
元テロリストの島崎が、日本で“普通の生活”を目指す姿、なんかぐっときた…。アクションもド迫力なのに、喫茶店での何気ない仕草に癒されるし、そのギャップがヤバい。やっぱ“平和”ってこんなにも濃い感情が詰まってるんだなって思いました。
(30代男性)
“平和”って何だろう…って考えさせられる。島崎は戦争の申し子みたいな人だけど、こっそり撮った写真や優しい人たちとの交流がほんの少しだけ光をくれる。日常と非日常が混ざり合ってる感じが、ずっと頭の裏に残ります。
(20代男性)
6位:ウスズミの果て
生命が滅亡した地球を、少女はひとり歩き続ける。
彼女の任務は生存者の捜索と土地の浄化。
果たして、人間は見つかるのか?建物を愛する新鋭・岩宗治生が描く、美しき廃墟のポストアポカリプス。
主人を失ったアンドロイドや、使命を続けるAIなど
孤独同士が交わる第1巻!
読んだ感想
廃墟と少女っていう組み合わせだけでワクワクしました。暗い世界なのにどこかきれいで、クーやアンドロイドの存在がすごく切なくて、読んでて胸がぎゅっとなりました。
(10代男性)
静かな雰囲気の作品なのに、読んでると不思議とドキドキします。希望も絶望も入り混じった感じがクセになるし、これからどういう展開になるのか本当に楽しみです。
(20代男性)
7位:胚培養士ミズイロ

精子と卵子を受精させ命を導く人の医療漫画
顕微鏡を用い、
自らの手で精子と卵子を受精させ、
小さな命を導く人・胚培養士(はいばいようし)。現在14人にひとりが
体外受精で生まれている日本。
治療件数が世界で最も多いにも関わらず
最も妊娠率の低いこの国で、
彼らは子供を欲する夫婦たちの
強い想いに応えていくーー「男性不妊」「高齢出産」編、収録!!
不妊治療の現場で働くスペシャリストたちの、
新しい医療ドラマ開幕!!『阿・吽』『サプリ』のおかざき真里が描く、最新作!
読んだ感想
胚培養士って存在、漫画で初めて知ったけど、不妊治療の現場でめちゃくちゃプロとして立ってる“水沢さん”がすごすぎました。クリニックの裏側もリアルだし、技術職なのに心ある描写にジーンときました。
(30代男性)
“命を導く”って言葉がささる。胚培養士という職業の存在に驚きつつ、水沢さんの揺るぎない姿勢に勇気もらいました。医療漫画の枠を超えて、“人が大切にされるってこういうことなんだ”って伝わる作品です。
(30代男性)
8位:スキップとローファー
作品名 | スキップとローファー |
---|---|
著者 | 高松美咲 |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 未完結 →4巻まで発売中(2025/9現在) |
岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!
読んだ感想
田舎から東京に出てきたみつみちゃんが、クラスの誰とも違う空気をふわっとまといながらも、ちゃんと成長していく姿にホント心が暖かくなります。友達関係の“ギクシャクしそうでしない距離感”も絶妙で、ずっと眺めていたい。
(30代男性)
志摩くんの不器用なヤキモチとか、ぐにゃっと悩んでる姿、読んでると“高校生なんてそんなもんだよね”ってつい共感してしまいました。ギャグも自然だし、いい感じのズレが笑えて好きです。
(20代男性)
9位:砂の都
「すぐに忘れてしまうことと、どうしても忘れられないことの違いってなんだろう」。これは不思議な砂漠の孤島に生きる人々の「記憶」と「建物」を巡る物語。漫画界大注目の俊英・町田洋(『惑星9の休日』、『夜とコンクリート』)が贈る、ロマンティック・デザート・ストーリー!
読んだ感想
誰かの記憶から建物が生まれるって設定がクセになるし、なんか自分もその町に住みたくなる。細部は説明少なめなのに、逆にいろんなこと想像できて楽しい。一巻でスッと終わってくれるのも気楽で良かったです。
(20代男性)
余白の多さがちょうど居心地よくて、読んでると“息抜きしていいよ”って言われてるみたいにホッとしました。静かなのに奥行きがあって、終わり方も潔くて…なんかもう、こういう終わり方好きです。
(30代男性)
10位:ルリドラゴン
高校生の青木ルリは、ある朝目覚めると突然頭にツノが生えていた! 実は父親が龍だから遺伝かも?と母に言われたルリは戸惑いながらも、とりあえず学校へ…。見慣れないツノに興味津々なクラスメイト達に加えさらにもう一つのドラゴン体質が明らかに!? いつもの毎日にちょっとした異変――。ドラゴンガール・ルリの日常がゆるっと始まる。
読んだ感想
いきなり角が生えても、クラスのみんながあんまり驚かないそのゆるさが最高。ドラゴンの力に振り回されるルリの姿が可愛くてシュールで、ページをめくるたび自然と笑顔になります。ほんのり心が温かくなる日常モノでした。
(20代男性)
くしゃみで火が出ちゃう高校生を、みんな普通に受け入れる空気感がクセになる。こういう“ほっこりファンタジー”って、ジャンプには珍しいけど、だからこそ新鮮で楽しい。落ち込んだときに読み返したい1冊です。
(30代男性)
このマンガがすごい!2024年結果一覧|オンナ編

まずは、『このマンガがすごい!2024|オンナ編』の1位〜10位を紹介します。
先に結果一覧をお見せしますね↓
順位 | 作品名・受賞者 |
---|---|
1位 | うみべのストーブ 大白小蟹短編集 (大白小蟹) |
2位 | 気になってる人が男じゃなかった (新井すみこ) |
3位 | いやはや熱海くん (田沼朝) |
4位 | クジャクのダンス、誰が見た? (浅見理都) |
5位 | 違国日記 (ヤマシタトモコ) |
6位 | 霧尾ファンクラブ (地球のお魚ぽんちゃん) |
7位 | 家が好きな人 (井田千秋) |
8位 | 狼の娘 (小玉ユキ) |
9位 | ホタルの嫁入り (橘オレコ) |
10位 | 零れるよるに (有賀リエ) |
1位:うみべのストーブ 大白小蟹短編集
作品名 | うみべのストーブ 大白小蟹短編集 |
---|---|
著者 | 大白小蟹 |
出版社 | リイド社 |
完結or未完結 | 完結 →1巻完結 |
俵 万智
「小蟹さんの澄んだ心の目。そのまなざしを借りて私たちは、忘れそうなほど小さくて、でもとても大切な何かを見つめなおす。たしかに降ってきたけれど、とっておけない雪のように。」雪のように静か。冬の朝のように新鮮。
自分の気持ちに触れることができるのは、こんな時かもしれない。[収録作品]
●「うみべのストーブ」
運命のように出会ったえっちゃんとスミオにも、ある日訪れた別れ。傷心のスミオを海に連れ出したのは、隣で彼を見守り続けていたストーブだった…。
「ふたりが…お互いに、好きだったこと 私はちゃんと覚えてる 何度だって思い出すよ」
連載時のカラーを再現し、2色刷で収録。●「雪子の夏」
トラックドライバーの千夏が雪の日に出会った、雪女の雪子。夏のあいだは消えてしまうという雪子に夏を見せてあげたい。忘れられない夏の物語。
「誰もあたしのことを 思い出してくれなくなったら こんなぼんやりしたまま 永遠に消えちゃうの?」●「きみが透明になる前に」
ある日事故で透明になってしまった夫。彼の姿が見えないことにほっとしている自分はもう、彼を愛していないのだろうか…。見えないものに触れる、夫婦の絆のかたち。
「ねえ泉 ありがとう 僕を見つけてくれて」●「雪を抱く」
パートナーとの間の妊娠を知り、複雑な気持ちの若葉。大雪で家に帰れなくなったある日、偶然出会ったコウコと朝までの時間を過ごす。女性の身体をめぐる物語。
「わたしの身体が わたしひとりだけのものだったことなど 一度でもあっただろうか」●「海の底から」
仕事で忙しい毎日を送る深谷桃は、かつてのように小説を書くことができない。いまの自分はまるで海の底から上を見上げているようで…。創作に向き合うことができないでいる生活者の苦悩の物語。
「悔しい 書かなくても幸せでいられるのが」●「雪の街」
はなれていた親友の突然の死をきっかけに訪れた、昔住んでいた町。思い出のファミレスで出会った森田という男と、死んでしまったスーちゃんのことを思い出しながら、雪道を歩いていく。
夜の黒さと雪の白さは、彼らの弔いを静かに描き出す。
「鈴木さんがどこかで 元気でいてくれるといいなって ずっと思ってました」●「たいせつなしごと」
単調な仕事に明け暮れる毎日のなかで、いつのまにか自分の心は動かなくなっていた。いつかどこかのゲートが開いて、別の世界へ行けたなら…。暮らしのなかにある光を見つける小さな物語。
読んだ感想
雪女との友情とか、透明人間の旦那さんとか、毎話ちょっとファンタジー入ってるのに全然冗談っぽくないんですよね。ただ静かに、でも確かに心にくる。読むと重かった気持ちがふわっと軽くなる感じがクセになります。
(20代女性)
日常の“ちょっとしたつまずき”や“人に言えないモヤモヤ”を、そっと包み込んでくれる短編集。特に“海の底から”なんて、頑張る自分にそっと背中押される感じで、読後にすごく救われた気持ちになりました。
(40代女性)
2位:気になってる人が男じゃなかった

作品名 | 気になってる人が男じゃなかった |
---|---|
著者 | 新井すみこ |
出版社 | KADOKAWA |
完結or未完結 | 未完結 →3巻まで発売中(2025/9現在) |
CDショップで働いているミステリアスな「おにーさん」が気になってしょうがない女子高生・あや。しかし「おにーさん」の正体は、話したこともない、クラスメイトの目立たない女子・みつきだった――。
Twitterで最高に注目を集める女同士の「愛情」を巡る物語、待望の書籍化。
みつきの過去をめぐる、描き下ろしストーリーを収録。
読んだ感想
あやが憧れてた「おにーさん」が、まさかのクラスメイトみつきって最高すぎて爆笑。でも、その瞬間から心の揺れが止まらない…音楽を通じてじわじわ近づく二人がめちゃくちゃエモくて、胸がギュッとします。
(30代女性)
セリフじゃなくて、表情と視線だけで「わたしのこと、見て?」って伝わってくるセンスがズルい。花びらとかキラキラ演出が「ズキューン」って心を抉ってくる感じ…絵でこんなにときめくと思わなかったです。
(20代女性)
3位:いやはや熱海くん
「僕の顔が良いばっかりに……」
毎日のように女子に告白される高校生の熱海くん。
でも、彼が好きになるのは男の人でーー。ナチュラルな台詞が持ち味の新鋭・田沼朝が描く、
モテる男子のままならぬ恋物語。
描き下ろし漫画も収録の第1巻!
読んだ感想
“熱海くん”ってモテんのになんか掴めない空気感がクセになる。友情みたいな恋みたいな関係も、その距離感のままでいいよって思わせるのがすごい。ページを進めるたび“この空気感、ずっと見てたい”って気持ちになる漫画でした
(20代女性)
モノローグや会話の軽やかさが本当に秀逸。関西弁の軽いノリもツボだし、学生男子のあれこれに共感しつつ心がほっこり。特別な展開じゃないけど、ふとした瞬間に“この子、気になるかも…”って思わせる力、ほんとすごいなと思いました
(20代女性)
4位:クジャクのダンス、誰が見た?
作品名 | クジャクのダンス、誰が見た? |
---|---|
著者 | 浅見理都 |
出版社 | 講談社 |
完結or未完結 | 完結 →全7巻(2025/3/13完) |
雪がちらつくクリスマスイブの夜に起きた元警察官殺害事件。容疑者は逮捕され、事件は終わったかのようにみえた。
しかし、殺された元警察官が娘に遺した一通の手紙で事件は再び動き出す。そこには「以下に挙げる人物が逮捕、起訴されたら…その人は冤罪です」そう書かれていた。そして、そのリストには父を殺したとして逮捕された容疑者の名前も書かれていた……。
映像化もされた『イチケイのカラス』の浅見理都が手がける、衝撃のクライム・サスペンス。
読んだ感想
タイトルの謎めいた響きに惹かれて読み始めたら、“証明できない正しさ”の話でグッときました。心麦と松風弁護士が真実を追いかけていく姿に、読みながら“私も諦めたくないな”って思わせてくれる漫画でした
(30代女性)
推理としてもキャラとしてもちゃんと魅力あって、一気読みしちゃいました。手紙の“冤罪リスト”って設定がヤバいし、展開のテンポもほどよくて、“続きどうなる?”って気持ちがずっと続きました。
(20代女性)
5位:違国日記
【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画を特別収録!】35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。
少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!
読んだ感想
“違う人とは絶対わかり合えない”っていうことを、ちゃんと正面から描いてくるところがすごい。槙生の不器用な優しさと、朝ちゃんの率直な反応に、何度も“そうそう…”って胸がズキッとしました。
(10代女性)
最後の“それでもあなたが幸せでいてくれればいい…”というセリフ、ちゃんと心に残ってます。幸せって頑張るものだけじゃない、時には“それだけでいいんだ”って救われた気分になりました。
(20代女性)
6位:霧尾ファンクラブ
作品名 | 霧尾ファンクラブ |
---|---|
著者 | 地球のお魚ぽんちゃん |
出版社 | 実業之日本社 |
完結or未完結 | 未完結 →6巻まで発売中(2025/9現在) |
女子高生・三好藍美と染谷波には、気になる人がいる。
それはクラスメイトの“霧尾くん”。
友人でありライバルでもある二人の話題は、いつも彼のことで持ちきり。“霧尾くん”の学ランを奪い合ったり。
“霧尾くん”を夢に出すため、謎の儀式をしたり。
“霧尾くん”とのデートを妄想したり。ラブまではたどりつけそうにない二人の日常を描く、
一方通行ラブコメディ第1巻!
読んだ感想
ギャグとシリアスが突然ぶつかって、また笑いに戻る“カオスなバランス”が好きすぎました。最終巻読んだあと、1巻の表紙見ただけでヤバい感情込み上げてきます…クセになる青春漫画です。
(10代女性)
推しへの暴走妄想合戦が最高だけど、最終的に藍美ちゃんと波ちゃんの友情と、どっちも大切にしたい気持ちにグッときました。笑えて切なくて、ページめくるたび心揺さぶられる一作でした
(20代女性)
7位:家が好きな人
「自分の家が、一番好き。」
今日も今日という日が紡がれる。
楽しかった日も、そうじゃない日も
いつでもここはあたたかく包み込んでくれる。
日常に散らばるたくさんの小さな幸せ。大人気イラストレーター《井田千秋》が贈る
温かい日常を家と共に描く
オールカラー コミック&イラスト集
【目次】
プロローグ
1軒目 ササさん宅
2軒目 カエさん宅
3軒目 ナナコさん宅
4軒目 ミドリさん宅
5軒目 アキラさん宅
エピローグ
読んだ感想
めっちゃ温かくて、ページをただ眺めてるだけで癒されました。5人の女性の“おうち時間”が丁寧に描かれていて、つい『私も自分らしく過ごす時間、大切にしよう』って思えてくる一冊です。
(30代女性)
間取り図までついてるのが最高すぎ!『どの角度で描かれてるんだろう?』ってじっくり考えちゃうし、自分だったらどう飾ろう…って妄想が楽しい。家好きにはたまらない、見てるだけで幸せなイラスト集です。
(20代女性)
8位:狼の娘
狼と少女が織りなす青春ファンタジー開幕!
月菜は、受験を控えた高校3年生。誰にも言えない秘密を抱えて、日々を過ごしてきた。ある日、アルバイト先で不思議な男性・颯と出会う。秘密を言い当てられて、驚く月菜。新たな出会いが月菜自身を大きく変えていくー…。「私は何者なのか?」心に生まれた問いの答えとは…?運命の輪が廻り出す、青春ファンタジー開幕!
読んだ感想
月菜が自分の出自に向き合うところ、読んでてすごくドキドキしました。颯や霧斗との距離感も気になるし、“灰色狼”って何なのか早く知りたいです。次の巻を手に取るのが楽しみになりました。
(20代女性)
白狼の里の場面はとにかくワクワクしました。神秘的なんだけど怖さもあって、キャラたちの表情から目が離せませんでした。物語の広がりを感じて、ますます続きが気になります。
(10代女性)
9位:ホタルの嫁入り
愛が重い殺し屋×華族令嬢…命がけ結婚物語
時は明治。
家名にも美貌にも恵まれるも、余命わずかと言われている伯爵令嬢・紗都子の夢は、家の利益になる結婚をすることだけ。突如、謎の殺し屋に命を狙われた紗都子は、その場を生き延びるために殺し屋・後藤進平に提案をする。
「私と結婚してください――私と結婚すれば、全てが手に入ります!」
その場限りの嘘のはずが、進平はとんでもなく愛が重い男で…
この婚約から、逃げられないーー!?『プロミス・シンデレラ』の著者最新作!
愛が重い殺し屋×華族令嬢の契約結婚ラブサスペンス、開幕!
読んだ感想
少女漫画とは思えないくらい面白い…!殺し屋と令嬢の関係がなんだか危うくてドキドキさせられます。展開も先が読めなくて、読んでると“もうちょっと息したい…”ってなるくらい引き込まれます。
(20代女性)
割と最初は“え?話こんな感じ?”って引いちゃったけど、2巻以降からグッと面白さが増してきて、いつの間にかページが進むのが止まらなくなってました…!切なさも燃えもあって、久しぶりにのめり込んだ作品でした。
(20代女性)
10位:零れるよるに
DVを受けていたよるは児童養護施設に保護される。周囲に馴染めずにいたよるを守ってくれたのは同い年の天雀だった。愛情を喪失した苦しみを分かち合う二人。よるの気持ちはやがて恋心へと変化していく。厳しい環境の中で世界から零れてしまわないよう支え合うよると天雀。暗闇に光は射すのか?
読んだ感想
よるちゃんの“消えそうで消えない存在感”がすごく心に残る。天雀くんとの“ちゃんと繋がってたい”って気持ち、読んでると痛いほど伝わってきて、もう先が気になって仕方ないです。
(20代女性)
施設育ちのふたりが、ほんの少しずつ居場所を見つけていく姿に、読みながらじんわりくるものがありました。“なんでこんなに頑張ってるのに”って思いながらも、応援したくなる漫画ですね。
(30代女性)
まとめ:『このマンガがすごい!2024』の気になる作品を読んでみよう

『このマンガがすごい!2024』の1位〜10位作品を紹介してきました。
興味のあるマンガがあったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。