【歴代】松本清張賞受賞作の一覧まとめ｜2025年版

「松本清張賞・受賞作の歴代作品を全部チェックしたい！」
「一覧表でまとめている記事はないのかな？」

と思っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、歴代の松本清張賞受賞作品をすべて紹介します。

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【歴代】松本清張賞受賞作の一覧｜令和受賞分

まずは、歴代松本清張賞受賞作の令和受賞分を紹介します。

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第31回（2024年）イッツ・ダ・ボム

作品名	イッツ・ダ・ボム
著者	井上先斗
出版社	文藝春秋

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。
公共物を破壊しないスマートな手法で鮮やかにメッセージを伝えるこの人物の正体、
そして真の思惑とは。うだつの上がらぬウェブライターは衝撃の事実に辿り着く。
（第一部　オン・ザ・ストリート）

20年近くストリートに立っているグラフィティライター・TEEL（テエル）。
ある晩、HEDと名乗る青年と出会う。
彼はイカしたステッカーを街中にボムっていた。
馬が合った二人はともに夜の街に出るようになる。
しかし、HEDは驚愕の“宣戦布告”をTEELに突き付ける。
（第二部　イッツ・ダ・ボム）

「俺はここにいるぞ」と叫ぶ声が響く、いま一番クールでアツい小説！

イッツ・ダ・ボム

読んだ感想

ウェブライターの奮闘ぶりが痛いほど分かりました。TEELの哲学的な考え方を見て、自分の価値観を見直すきっかけになりました。
（30代男性）

『イッツ・ダ・ボム』を見てみる>>

第30回（2023年）ノウイットオール

作品名	ノウイットオール
著者	森バジル
出版社	文藝春秋

第30回松本清張賞受賞作
この小説は、選考委員への「挑戦状」だ！
衝撃のデビュー作。

１つの街を舞台に描かれる、５つの世界は、少しずつ重なりあい、影響を与えあい、思わぬ結末を引き起こす。
すべてを目撃するのは、読者であるあなただけ。

推理小説／青春小説／科学小説／幻想小説／恋愛小説

5つの物語は、5度世界を反転させる。
森バジルを読めば「世界が変わる」

ノウイットオール

読んだ感想

AIアシスタント「ノウイットオール」と主人公のやり取りが面白かったです。仕事や人間関係の悩みにAIが介入していく様子が、現代のSNS依存とリンクして考えさせられました。
（20代女性）

『ノウイットオール』を見てみる>>

第29回（2022年）凍る草原に鐘は鳴る

作品名	凍る草原に鐘は鳴る
著者	天城光琴
出版社	文藝春秋

草原に額縁を立て、その中で演手たちが鮮やかな物語を繰り広げる――。
遊牧の民アゴールは、その伝統を「生き絵」と呼んで愛していた。物語を作り、演出を手掛ける「生き絵師」のマーラは、若くして部族長たちの前で生き絵を披露する役目に大抜擢される。だが、その矢先に突然の悲劇が。“動くもの”が、全ての人々に見えなくなってしまったのだ。そんな世界で、もはやマーラの「生き絵」は無力なのか。そして、遊牧が困難になったアゴールの民の運命は。

凍る草原に鐘は鳴る

読んだ感想

「生き絵」という独特の表現方法に惹かれました。主人公マーラの葛藤や成長が丁寧に描かれていて、没頭して読めました。遊牧民アゴールと農耕民の文化の違いも興味深かったです。
（30代男性）

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第28回（2021年）万事快調（オール・グリーンズ）

作品名	万事快調（オール・グリーンズ）
著者	波木銅
出版社	文藝春秋

新時代の才能が炸裂！　松本清張賞受賞作　
“クソ田舎”からおさらばするため、３人の女子高生は学校の屋上で大麻の栽培を始める――。選考委員満場一致、規格外のデビュー作。

※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

万事快調（オール・グリーンズ）

読んだ感想

大阪の TSURUMIこどもホスピスの誕生秘話から、医師や看護師の葛藤、家族の思いまで、細かく描かれてて感動しました。特に、きょうだいが一緒にお風呂に入れた家族の話は涙なしには読めませんでした。難しい話題なのに、読みやすくて、子どもの命の大切さがしみじみ伝わってきます。
（40代女性）

『万事快調（オール・グリーンズ）』を見てみる>>

第27回（2020年）震雷の人

作品名	震雷の人
著者	千葉ともこ
出版社	文藝春秋

★中華時代小説の新鋭が放つ、松本清張賞受賞の大河武侠小説

〈安史の乱〉により未曾有の混乱に陥った唐で、
言葉の力を信じ、戦禍の流れを変えるべく奔走した顔季明。
彼の言葉を胸に、武芸に秀でた許嫁の張采春は故郷を出奔し、
采春の兄の張永は叛乱軍との戦へ身を投じた。
袂を分かった兄妹の運命は戦場にて思わぬ形で交差する――。

約3600万人もの犠牲者が出たと言われる〈安史の乱〉を背景に、
言葉の力で世を動かしたいという一心で文官を志す名家の青年と、
理不尽な理由で世間からつまはじきにされてきた地方の兄妹の
運命の出会いが唐の歴史を大きく動かす。
手に汗握るアクション、ハラハラする謀略、
そしてかけがえのない友情と愛情……。
そのすべてが詰まった、圧倒的スケールの武侠小説登場!
(解説 三田主水)

第27回松本清張賞受賞作。

震雷の人

読んだ感想

終盤の伏線回収には驚きました！呉笑星の金属アレルギーという細かい設定まであって楽しめました。歴史好きにはたまらない一冊です。
（30代男性）

『震雷の人』を見てみる>>

第26回（2019年）へぼ侍

作品名	へぼ侍
著者	坂上泉
出版社	文藝春秋

西南戦争を痛快に描く、松本清張賞受賞作。

大阪で与力の跡取りとして生まれた志方錬一郎は、明治維新で家が没落し、商家へ奉公していた。
時は明治10年、西南戦争が勃発。
武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は、意気込んで戦へ参加することに。
しかし、彼を待っていたのは、落ちこぼれの士族ばかりが集まる部隊だった――。

へぼ侍

読んだ感想

主人公の不器用さに共感しつつも、周りの人たちの温かさにグッときました。特に、酒好きの隣町の侍との友情エピソードは笑えるし泣けました。
（20代女性）

『へぼ侍』を見てみる>>

【歴代】松本清張賞受賞作の一覧｜平成以前の受賞分

歴代新潮ドキュメント賞受賞作の平成以前受賞分の作品を紹介します。

受賞回（年）	作品名	受賞者
第25回 (2018)	天地に燦たり	川越宗一
第24回 (2017)	明治乙女物語	滝沢志郎
第23回 (2016)	待ってよ	蜂須賀敬明
第22回 (2015)	屋上のウインドノーツ （ウインドノーツから改題）	額賀澪
第21回 (2014)	推定脅威	未須本有生
第20回 (2013)	月下上海	山口恵以子
第19回 (2012)	烏に単は似合わない	阿部智里
第18回 (2011)	白樫の樹の下で	青山文平
第17回 (2010)	マルガリータ	村木嵐
第16回 (2009)	アダマースの饗宴	牧村一人
第15回 (2008)	一朝の夢	梶よう子
第14回 (2007)	銀漢の賦	葉室麟
第13回 (2006)	一応の推定	広川純
第12回 (2005)	一枚摺屋	城野隆
第11回 (2004)	火天の城	山本兼一
第10回 (2003)	月ノ浦惣庄公事置書	岩井三四二
第9回 (2002)	ひとは化けもん われも化けもん	山本音也
第8回 (2001)	群蝶の空	三咲光郎
第7回 (2000)	輪廻	明野照葉
第6回 (1999)	芳年冥府彷徨	島村匠
第5回 (1998)	陰の季節	横山秀夫
第4回 (1997)	マリ子の肖像	村雨貞郎
第3回 (1996)	長安牡丹花異聞	森福都
第2回 (1995)	（該当作なし）
第1回 (1994)	またぎ物見隊顛末	葉治英哉

まとめ：【歴代】松本清張賞受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代松本清張賞受賞作品を紹介してきました。

興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。

令和の松本清張賞作品一覧を見る 

平成の松本清張賞作品一覧を見る 

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