「日本ファンタジーノベル大賞・受賞作の歴代作品を全部チェックしたい!」
「一覧表でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、歴代の日本ファンタジーノベル大賞・受賞作品をすべて紹介します。
【歴代】日本ファンタジーノベル大賞

先に歴代日本ファンタジーノベル大賞一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓
歴代の日本ファンタジーノベル大賞・受賞作品一覧(タップ)
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
2024 | 猫と罰 | 宇津木健太郎 |
2023 | 神獣夢望伝 | 武石勝義 |
2021 | 鯉姫婚姻譚 | 藍銅ツバメ |
2020 | 迷子の龍は夜明けを待ちわびる | 岸本惟 |
2019 | 約束の果て―黒と紫の国― | 高丘哲次 |
2018 | 鬼憑き十兵衛 | 大塚已愛 |
2017 | 隣のずこずこ | 柿村将彦 |
第25回(2013年) | 星の民のクリスマス | 古谷田奈月 |
第25回(2013年) | 忘れ村のイェンと深海の犬 | 鈴木 伸 |
第24回(2012年) | かおばな憑依帖 | 三國青葉 |
第24回(2012年) | 絶対服従者(ワーカー) | 関俊介 |
第23回(2011年) | さざなみの国 | 勝山海百合 |
第23回(2011年) | 吉田キグルマレナイト | 日野俊太郎 |
第22回(2010年) | 前夜の航跡 | 紫野貴李 |
第22回(2010年) | 月のさなぎ | 石野晶 |
第21回(2009年) | 月桃夜 | 遠田潤子 |
第21回(2009年) | 増大派に告ぐ | 小田雅久仁 |
第20回(2008年) | 天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語 | 中村弦 |
第20回(2008年) | 彼女の知らない彼女 | 里見蘭 |
第19回(2007年) | 厭犬伝 | 弘也英明 |
第19回(2007年) | ブラック・ジャック・キッド | 久保寺健彦 |
第18回(2006年) | 僕僕先生 | 仁木英之 |
第18回(2006年) | 闇鏡 | 堀川アサコ |
第17回(2005年) | 金春屋ゴメス | 西條奈加 |
第16回(2004年) | ラス・マンチャス通信 | 平山瑞穂 |
第16回(2004年) | ボーナス・トラック | 越谷オサム |
第15回(2003年) | 太陽の塔 | 森見登美彦 |
第15回(2003年) | 象の棲む街 | 渡辺球 |
第14回(2002年) | 世界の果ての庭 | 西崎憲 |
第14回(2002年) | 戒 | 小山歩 |
第13回(2001年) | クロニカ 太陽と死者の記録 | 粕谷知世 |
第13回(2001年) | しゃばけ | 畠中恵 |
第12回(2000年) | 仮想の騎士 | 斉藤直子 |
第11回(1999年) | 信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス | 宇月原晴明 |
第11回(1999年) | BH85 | 森青花 |
第10回(1998年) | オルガニスト | 山之口洋 |
第10回(1998年) | ヤンのいた島 | 沢村凜 |
第10回(1998年) | 青猫の街 | 涼元悠一 |
第9回(1997年) | ベイスボイル・ブック | 井村恭一 |
第9回(1997年) | 競漕海域 | 佐藤茂 |
第8回(1996年) | アイランド | 葉月堅 |
第8回(1996年) | 青猫屋 | 城戸光子 |
第7回(1995年) | 糞袋 | 藤田雅矢 |
第7回(1995年) | バスストップの消息 | 嶋本達嗣 |
第6回(1994年) | バガージマヌパナス | 池上永一 |
第6回(1994年) | 鉄塔 武蔵野線 | 銀林みのる |
第5回(1993年) | イラハイ | 佐藤哲也 |
第5回(1993年) | 酒仙 | 南條竹則 |
第4回(1992年) | 昔、火星のあった場所 | 北野勇作 |
第3回(1991年) | バルタザールの遍歴 | 佐藤亜紀 |
第3回(1991年) | なんか島開拓誌 | 原岳人 |
第2回(1990年) | 楽園 | 鈴木光司 |
第2回(1990年) | 英雄ラファシ伝 | 岡崎弘明 |
第1回(1989年) | 後宮小説 | 酒見賢一 |
第1回(1989年) | 宇宙のみなもとの滝 | 山口泉 |
【歴代】日本ファンタジーノベル大賞・受賞作の一覧|2017年以降分

まずは、歴代日本ファンタジーノベル大賞・受賞作の2017年以降分を紹介します。
2017年以降の受賞作品の一覧はこちら↓
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
2024 | 猫と罰 | 宇津木健太郎 |
2023 | 神獣夢望伝 | 武石勝義 |
2021 | 鯉姫婚姻譚 | 藍銅ツバメ |
2020 | 迷子の龍は夜明けを待ちわびる | 岸本惟 |
2019 | 約束の果て―黒と紫の国― | 高丘哲次 |
2018 | 鬼憑き十兵衛 | 大塚已愛 |
2017 | 隣のずこずこ | 柿村将彦 |
2024年:猫と罰
吾輩、ニャンと転生!? 漱石の「猫」の続きを描き上げた、もふもふ×ビブリア奇譚!
「猫に九生あり」という。かつて漱石と暮らした黒猫もまた、幾度となく生と死を繰り返し、ついに最後の命を授かった。過去世での悲惨な記憶から、孤独に生きる道を選んだ黒猫だったが、ある日、自称“魔女”が営む猫まみれの古書店「北斗堂」へ迷い込む
文豪の猫と創作の業が絡まり合う日本ファンタジーノベル大賞2024受賞作!
読んだ感想
猫好きにはたまらない。推し猫を探すのも楽しい一冊。表紙もおしゃれで、読んだらSNSにUPしたくなります。
(20代女性)
黒猫が夏目漱石のモデルだったという設定に驚きました。転生を繰り返す中での過去のエピソード・文豪たちと猫の関係性が心に残りました。
(30代男性)
2023年:神獣夢望伝
追い求めた果てに待ち受けるのは希望か、それとも。中華幻想奇譚の新地平
くり返し見る夢の景色を探して旅立つ少年、恋人を取り戻そうと村を出奔する青年、一度は愛した男に裏切られた女、政争と権謀術数の渦に巻き込まれる人々――不条理な運命に翻弄され抗う先に救いはあるのか。キャラクターの濃さとストーリーの構成力を選考委員から絶賛された、日本ファンタジーノベル大賞2023受賞作。
読んだ感想
複雑な構成なのに、さまざまな視点から物語が展開するので、飽きずに一気読みできました。舞姫・景や軍人の業燕芝など、女性キャラの強さが魅力的な作品でした。
(30代女性)
登場人物一人一人に物語があり、特に太上神官や名将業暈の娘・業燕芝のエピソードが心に残りました。運命に抗いながらも前に進む姿が美しかった。
(60代男性)
2021年:鯉姫婚姻譚
作品名 | 鯉姫婚姻譚 |
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著者 | 藍銅ツバメ |
出版社 | 新潮社 |
恩田陸氏、森見登美彦氏、ヤマザキマリ氏という選考委員全員が
「これ以上ないラスト」と驚嘆した日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
異類婚姻譚史上、最高の恋が始まる!商いに失敗し、若くして隠居させられた孫一郎。亡父から受け継いだ屋敷に移り住むと、庭の池にはなぜか人魚が暮らしていた。彼女の名は、おたつ。
おたつに懐かれ「夫婦になってあげる」と言われた孫一郎は、結婚をあきらめさせるため、人と人ならざる者が恋に落ち、不幸な結末を迎えた話を語る。だが、二人の間には少しずつ変化が起き――。
恩田陸氏、森見登美彦氏、ヤマザキマリ氏という選考委員全員が「これ以上ないラスト」と驚嘆した日本ファンタジーノベル大賞2021受賞作。(解説・大森望)
読んだ感想
おたつのキャラクターが本当に魅力的でした。童女の見た目なのに生意気で、どこかユーモラス。それでいて、時折見せる寂しさが心に残ります。
(30代女性)
人と人ならざるものの恋というテーマは古くからありますが、この作品は現代的な視点で描かれていて新鮮でした。選考委員が「これ以上のラストはない」と絶賛した結末は本当にあっぱれでした。
(50代男性)
2020年:迷子の龍は夜明けを待ちわびる
作品名 | 迷子の龍は夜明けを待ちわびる |
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著者 | 岸本惟 |
出版社 | 新潮社 |
少年の消えたその山で、私は私の運命と出会う――。
余命わずかな老人のために、天空語で書かれた日記を読んでやってほしい。天空族のセイジはその依頼を受けることに。しかし、訪れた山の屋敷には、ある家族を襲った哀しい事件の真相と、天空族の秘密が眠っていた。過去を打ち明けないまま消えていこうとする龍と、さまよう少年の亡霊を救うために、セイジはある決意をする。
読んだ感想
余命わずかな老人や少年の亡霊など、キャラクターたちの切なさが胸に残ります。
(30代女性)
「何に時間を使うかは、何に命を使うか」というテーマが深く、人生について改めて考えさせられる一冊でした。
(40代男性)
2019年:約束の果て―黒と紫の国―
作品名 | 約束の果て―黒と紫の国― |
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著者 | 高丘哲次 |
出版社 | 新潮社 |
恩田陸、絶賛。日本ファンタジーノベル大賞 受賞作
――五千年の時空を越え、少年と少女の約束が果たされる。空前絶後のボーイ・ミーツ・ガール!!
「わたしたちのこと、忘れないでね」――そのとき、風が吹いた。大地に咲く紫の花が、一斉に空へと舞い上がる。かつて黄金の草原で、少年が少女に誓った約束が、五千と七十年の時と遥かなる距離を越え、いま果たされる。偽史と小説――父から託された奇妙な古文書に秘められた謎。壙(こう)と臷南(じなん)、史伝に存在しない二つの国を巡る、空前絶後のボーイ・ミーツ・ガール。少年の矢と少女の花冠が紡ぐ「約束」の果ての物語。日本ファンタジーノベル大賞受賞作、待望の文庫化。
読んだ感想
螞九と瑤花の5000年越しの約束が切なかったです。SFやファンタジー、ミステリが全部混ざった展開に驚きました。そして、伏線が回収された瞬間、ぞわーって鳥肌が立ちました!
(20代男性)
5000年を越える約束が物語の軸になっていて、時を超えた想いの強さに感動しました。
(30代女性)
2018年:鬼憑き十兵衛
恩田陸、萩尾望都、森見登美彦が絶賛した新たな才能!
日本ファンタジーノベル大賞2018受賞作。
父の仇を討て! 若き剣豪の熱い死闘が幕を開ける。
寛永十二年、熊本藩主・細川忠利の剣術指南役を務める松山主水大吉が暗殺された。主水の隠し子・十兵衛は父を襲った十五人の刺客を続けざまに斬り裂く。二階堂平法秘伝の技〈心の一方〉によって。僧形の鬼・大悲を連れ、父の暗殺を企てた者への復讐を誓う十兵衛。だが、金色の髪に深い海のような瞳をもつ少女と出会い……。時代伝奇小説の新たな傑作! 日本ファンタジーノベル大賞2018受賞作。
読んだ感想
最初から最後まで怒涛の展開でした!鬼の大悲と十兵衛の掛け合いも面白かったです。
(20代男性)
伏線の張り方や謎解きの巧みさ、完成度が高い一冊でした
(40代女性)
2017年:隣のずこずこ
作品名 | 隣のずこずこ |
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著者 | 柿村将彦 |
出版社 | 新潮社 |
恩田陸、萩尾望都、森見登美彦が絶賛!
日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作。
衝撃のディストピア・ファンタジー。
「村を壊します。あなたたちは丸呑みです。ごめんね」巨大な狸とともにやってきたあかりさんはそう告げた。村を焼き、村人を呑み込む〈権三郎狸〉の伝説は、古くからこの矢喜原村に語り継がれている。あれは、ただの昔話ではなかったのか――。中学3年生の住谷はじめは戸惑いながらも抗おうとするが。恩田陸、萩尾望都、森見登美彦が絶賛した、日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作!
読んだ感想
権三郎狸がトトロとゴジラを足したみたい。絶望的なのに、どこかユーモラスな雰囲気がクセになる作品です。
(30代男性)
昔話とホラーが混ざった独特の世界観。絶望的な話なのに、とぼけた感じもあり湿っぽくならない絶妙なバランスでした。
(40代女性)
【歴代】日本ファンタジーノベル大賞・受賞作の一覧|2013年以前の受賞分

歴代日本ファンタジーノベル大賞・受賞作の2013年以前受賞分の作品を紹介します。
受賞回(年) | 作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
第25回(2013年) | 星の民のクリスマス | 古谷田奈月 |
第25回(2013年) | 忘れ村のイェンと深海の犬 | 鈴木 伸 |
第24回(2012年) | かおばな憑依帖 | 三國青葉 |
第24回(2012年) | 絶対服従者(ワーカー) | 関俊介 |
第23回(2011年) | さざなみの国 | 勝山海百合 |
第23回(2011年) | 吉田キグルマレナイト | 日野俊太郎 |
第22回(2010年) | 前夜の航跡 | 紫野貴李 |
第22回(2010年) | 月のさなぎ | 石野晶 |
第21回(2009年) | 月桃夜 | 遠田潤子 |
第21回(2009年) | 増大派に告ぐ | 小田雅久仁 |
第20回(2008年) | 天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語 | 中村弦 |
第20回(2008年) | 彼女の知らない彼女 | 里見蘭 |
第19回(2007年) | 厭犬伝 | 弘也英明 |
第19回(2007年) | ブラック・ジャック・キッド | 久保寺健彦 |
第18回(2006年) | 僕僕先生 | 仁木英之 |
第18回(2006年) | 闇鏡 | 堀川アサコ |
第17回(2005年) | 金春屋ゴメス | 西條奈加 |
第16回(2004年) | ラス・マンチャス通信 | 平山瑞穂 |
第16回(2004年) | ボーナス・トラック | 越谷オサム |
第15回(2003年) | 太陽の塔 | 森見登美彦 |
第15回(2003年) | 象の棲む街 | 渡辺球 |
第14回(2002年) | 世界の果ての庭 | 西崎憲 |
第14回(2002年) | 戒 | 小山歩 |
第13回(2001年) | クロニカ 太陽と死者の記録 | 粕谷知世 |
第13回(2001年) | しゃばけ | 畠中恵 |
第12回(2000年) | 仮想の騎士 | 斉藤直子 |
第11回(1999年) | 信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス | 宇月原晴明 |
第11回(1999年) | BH85 | 森青花 |
第10回(1998年) | オルガニスト | 山之口洋 |
第10回(1998年) | ヤンのいた島 | 沢村凜 |
第10回(1998年) | 青猫の街 | 涼元悠一 |
第9回(1997年) | ベイスボイル・ブック | 井村恭一 |
第9回(1997年) | 競漕海域 | 佐藤茂 |
第8回(1996年) | アイランド | 葉月堅 |
第8回(1996年) | 青猫屋 | 城戸光子 |
第7回(1995年) | 糞袋 | 藤田雅矢 |
第7回(1995年) | バスストップの消息 | 嶋本達嗣 |
第6回(1994年) | バガージマヌパナス | 池上永一 |
第6回(1994年) | 鉄塔 武蔵野線 | 銀林みのる |
第5回(1993年) | イラハイ | 佐藤哲也 |
第5回(1993年) | 酒仙 | 南條竹則 |
第4回(1992年) | 昔、火星のあった場所 | 北野勇作 |
第3回(1991年) | バルタザールの遍歴 | 佐藤亜紀 |
第3回(1991年) | なんか島開拓誌 | 原岳人 |
第2回(1990年) | 楽園 | 鈴木光司 |
第2回(1990年) | 英雄ラファシ伝 | 岡崎弘明 |
第1回(1989年) | 後宮小説 | 酒見賢一 |
第1回(1989年) | 宇宙のみなもとの滝 | 山口泉 |
まとめ:【歴代】日本ファンタジーノベル大賞・受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代日本ファンタジーノベル大賞・受賞作品を紹介してきました。
興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。