「横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作の歴代作品を全部チェックしたい!」
「一覧表でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、歴代の横溝正史ミステリ&ホラー大賞の受賞作品をすべて紹介します。
先に歴代横溝正史ミステリ&ホラー大賞一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓
歴代の横溝正史ミステリ&ホラー大賞・受賞作品一覧(タップ)
受賞回(年) | 受賞作 | 受賞者 |
---|---|---|
第45回(2025年) | うたかたの娘 | 綿原芹 |
第44回(2024年) | 責任 | 浅野皓生 |
第43回(2023年) | をんごく | 北沢陶 |
第42回(2022年) | 受賞作なし | – |
第41回(2021年) | 虚魚 | 新名智 |
第40回(2020年) | 火喰鳥を、喰う | 原浩 |
第39回(2019年) | 受賞作なし | – |
第38回(2018年) | 受賞作なし | – |
第37回(2017年) | 受賞作なし | – |
第36回(2016年) | 虹を待つ彼女 | 逸木裕 |
第35回(2015年) | 受賞作なし | – |
第34回(2014年) | 神様の裏の顔 | 藤崎翔 |
第33回(2013年) | 見えざる網 | 伊兼源太郎 |
第32回(2012年) | さあ、地獄へ堕ちよう | 菅原和也 |
第32回(2012年) | デッドマン | 河合莞爾 |
第31回(2011年) | 消失グラデーション | 長沢樹 |
第30回(2010年) | お台場アイランドベイビー | 伊与原新 |
第29回(2009年) | 雪冤 | 大門剛明 |
第28回(2008年) | 受賞作なし | – |
第27回(2007年) | ロスト・チャイルド | 桂美人 |
第27回(2007年) | 首挽村の殺人 | 大村友貴美 |
第26回(2006年) | ユグドラジルの覇者 | 桂木希 |
第25回(2005年) | いつか、虹の向こうへ | 伊岡瞬 |
第24回(2004年) | 風の歌、星の口笛 | 村崎友 |
第23回(2003年) | 受賞作なし | – |
第22回(2002年) | 水の時計 | 初野晴 |
第21回(2001年) | 長い腕 | 川崎草志 |
第20回(2000年) | DZ ディーズィー | 小笠原慧 |
第20回(2000年) | 葬列 | 小川勝己 |
第19回(1999年) | 化して荒波 | 井上尚登 |
第18回(1998年) | 直線の死角 | 山田宗樹 |
第17回(1997年) | 受賞作なし | – |
第16回(1996年) | 受賞作なし | – |
第15回(1995年) | 女神(ヴィーナス)の永遠 | 柴田よしき |
第14回(1994年) | 高原のDデイ | 五十嵐均 |
第13回(1993年) | 受賞作なし | – |
第12回(1992年) | レプリカ | 羽場博行 |
第12回(1992年) | 恋文 | 松木麗 |
第12回(1992年) | 殺人の駒音 | 亜木冬彦 |
第11回(1991年) | 動く不動産 | 姉小路祐 |
第10回(1990年) | 受賞作なし | – |
第9回(1989年) | 消された航跡 | 阿部智 |
第8回(1988年) | 受賞作なし | – |
第7回(1987年) | 時のアラベスク | 服部まゆみ |
第6回(1986年) | 受賞作なし | – |
第5回(1985年) | 見返り美人を消せ | 石井竜生、井原まなみ |
第4回(1984年) | 受賞作なし | – |
第3回(1983年) | 脱獄情死行 | 平龍生 |
第2回(1982年) | 殺人狂時代 ユリエ | 阿久悠 |
第1回(1981年) | この子の七つのお祝いに | 斎藤澪 |
横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、KADOKAWAが主催する公募文学賞で、推理作家・横溝正史の名を冠したものです。
新人作家の発掘を目的としており、ミステリやホラーといったジャンル小説を広く対象とします。
長編未発表作品を募集し、受賞作はKADOKAWAから刊行されるのが大きな特徴です。
受賞すればデビューの大きなチャンスとなり、過去には人気作家を多数輩出してきました。
論理的な謎解きから怪奇・恐怖を描く作品まで幅広く評価されるため、ジャンル小説志望者にとって登竜門的な存在となっています
【歴代】横溝正史ミステリ&ホラー大賞・受賞作の一覧|令和受賞分

まずは、歴代横溝正史ミステリ&ホラー大賞・令和受賞分を紹介します。
令和の受賞作一覧はこちら↓
受賞回(年) | 作品名・受賞者 | \無料体験で0円/ オーディブル対象 |
---|---|---|
第45回(2025年) | うたかたの娘 (綿原芹) | – |
第44回(2024年) | 責任 (浅野皓生) | – |
第43回(2023年) | をんごく (北沢陶) | – |
第42回(2022年) | 受賞者なし | – |
第41回(2021年) | 虚魚 (新名 智) | – |
第40回(2020年) | 火喰鳥を、喰う (原 浩) | 聴き放題対象 |
第39回(2019年) | 受賞者なし | – |
第45回(2025年)うたかたの娘
作品名 | うたかたの娘 |
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著者 | 綿原芹 |
出版社 | 文藝春秋 |
第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉受賞作
道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に〈何か〉の血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだと――。
第44回(2024年)責任
あのとき、俺が追わなければ。横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作!
雪の深夜の当直中、刑事の松野徹は不審車両に遭遇し職務質問する。運転手の藤池光彦は急発進、徹は追跡するが車は交差点に突っ込み、光彦と通りかかった車の家族四人が死亡する大惨事となる。警察への批判が強まりかけたとき、光彦が事故直前に強盗致傷事件を起こしていたと判明、非難は遺族に集中した。冤罪を疑う光彦の両親から再捜査を嘆願された徹は、自責の念に誘われるように引き受けてしまう。新事実など出てきようがない、はずだったが――。
読んだ感想
刑事の松野が、かつて追いかけた不審車両の事故に、ずっと自分のせいだと思い続ける苦しさ。再捜査を始めることで過去と向き合い、その重さがじわじわ胸にのしかかります。救いのない真実が逆にリアルで、読み終えた後も心が揺れっぱなしでした。
(40代男性)
司令が終わったはずの事件にも、実はまだ見えていない何かがある――。そんな予感が当たって、ページをめくる手が止まりませんでした。中盤から急展開、そして読み終えた瞬間、ただミステリーとしての面白さだけでなく「誰にとっても終わらない罪」が描かれていることにぞくっとしました。
(30代女性)
第43回(2023年)をんごく
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――
大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、
倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。家に、死んだはずの妻がいる。
この世に留めるのは、未練か、呪いか。選考委員満場一致、大絶賛!
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
読んだ感想
夫・壮一郎がかつて愛した妻・倭子をめぐる不気味な現象。それは未練か、呪いか、淡い愛がゆがみに変わる瞬間が胸に刺さります。怪異の背後にある人間ドラマが深くて、怖いのに心をつかまれたまま読み進めてしまいました。
(30代女性)
死んだはずの妻の幻を喰うという存在・エリマキとの関係が、奇妙だけどどこか心地いい。ぶっきらぼうなヤツだけど、時に優しく、時にハッとさせられるパートナーに、読みながら思わず「この二人、なんかいい…」と思わされました。
(30代男性)
第42回(2022年)受賞作なし
第42回の横溝正史ミステリ&ホラー大賞では、大賞作品の受賞はありませんでした。
第41回(2021年)虚魚
私は探している、「人を殺せる」怪談を。怖いのに泣ける感動のミステリ!
怪談師を生業としている三咲は、訳あって“本当に人が死ぬ”怪談を探している。相棒は「呪いか祟りで死にたい」というカナちゃんだ。新たな怪談が見つかると、死ねるかどうか確かめてくれる。
ある日、カナちゃんが「釣ると死ぬ魚」の噂を聞きつける。静岡県のある川の河口付近で見たこともない魚を釣った人が、数日のうちに死んでしまったというのだ。類似する怪談を知らなかった三咲は、噂の発生源を辿って取材を始める。すると、その川沿いには不思議なほどに怪談の舞台が集まっていることが分かってきた。これは偶然か、それとも狗竜川には怪異の原因が隠されているのだろうか。
自分が生涯追い求めてきた“本物”の怪談の気配を感じ、三咲は調査にのめりこんでいく。しかし、うまくいくということは、カナちゃんが死んでしまうということだ。自分はそれを望んでいるのだろうか――?
読んだ感想
怪談師の三咲は、呪いで死にたいと願うカナちゃんと一緒に「釣ると死ぬ魚」の話を追いかけるんだけど、調査を進めるほど「これ、本当にあるのかも…?」という気持ちになってきます。怪談とミステリーが溶け合ったような世界が、じわじわと心に迫ってくる作品でした。
(30代女性)
「人が本当に死ぬ怪談」を探す主人公たちの姿に、どこか切なさと気持ち悪さが混じった不思議さを感じました。昭和から令和までの怪談伝承がページの上に重なっていくようで、読んでいるうちに“虚魚”という得体の知れない存在が不気味ながらもリアルに感じられました。
(40代男性)
第40回(2020年)火喰鳥を、喰う
全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。
選考委員、激賞!令和初の大賞受賞作!
「恐怖と謎がしっかりと絡んでいる。ミステリ&ホラー大賞にふさわしい」――有栖川有栖氏
「謎への引きこみ方が見事。読了後は心地よい酩酊感に襲われました」――辻村深月氏信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと。もうひとつは、死者の日記が届いたことだった。久喜家に届けられた日記は、太平洋戦争末期に戦死した雄司の大伯父・久喜貞市の遺品で、そこには異様なほどの生への執着が記されていた。そして日記が届いた日を境に、久喜家の周辺では不可解な出来事が起こり始める。貞市と共に従軍し戦後復員した藤村の家の消失、日記を発見した新聞記者の狂乱、雄司の祖父・保の失踪。さらに日記には、誰も書いた覚えのない文章が出現していた。「ヒクイドリヲクウ ビミナリ」雄司は妻の夕里子とともに超常現象に造詣のある北斗総一郎に頼ることにするが……。 ミステリ&ホラーが見事に融合した新鋭、衝撃のデビュー作。
読んだ感想
読み進めるほど、“この世界は何なの?”と疑問ばかり。自分もあの場にいるように思い込み、「最後はどうなるんだろう…」と読みながらドキドキ。結末には完全にやられて、「え、そういうこと?!」と呆然としました。
(20代女性)
久喜家に届いた“死者の日記”を読むと、不可解な出来事が立て続けに起き始める。その“不気味さ”が少しずつ現実を侵していくようで、読んでいる間ずっと身動きできなくなる感じでした。じわじわ怖いのに、ページをめくる手が止まらない一冊 。
(40代男性)
第39回(2019年)受賞作なし
第39回の横溝正史ミステリ&ホラー大賞では、大賞作品の受賞はありませんでした。
【歴代】横溝正史ミステリ&ホラー大賞・受賞作の一覧|平成以前の受賞分

横溝正史ミステリ&ホラー大賞・受賞作の平成以前受賞分の作品を紹介します。
受賞回(年) | 受賞作 | 受賞者 |
---|---|---|
第38回(2018年) | 受賞作なし | – |
第37回(2017年) | 受賞作なし | – |
第36回(2016年) | 虹を待つ彼女 | 逸木裕 |
第35回(2015年) | 受賞作なし | – |
第34回(2014年) | 神様の裏の顔 | 藤崎翔 |
第33回(2013年) | 見えざる網 | 伊兼源太郎 |
第32回(2012年) | さあ、地獄へ堕ちよう | 菅原和也 |
第32回(2012年) | デッドマン | 河合莞爾 |
第31回(2011年) | 消失グラデーション | 長沢樹 |
第30回(2010年) | お台場アイランドベイビー | 伊与原新 |
第29回(2009年) | 雪冤 | 大門剛明 |
第28回(2008年) | 受賞作なし | – |
第27回(2007年) | ロスト・チャイルド | 桂美人 |
第27回(2007年) | 首挽村の殺人 | 大村友貴美 |
第26回(2006年) | ユグドラジルの覇者 | 桂木希 |
第25回(2005年) | いつか、虹の向こうへ | 伊岡瞬 |
第24回(2004年) | 風の歌、星の口笛 | 村崎友 |
第23回(2003年) | 受賞作なし | – |
第22回(2002年) | 水の時計 | 初野晴 |
第21回(2001年) | 長い腕 | 川崎草志 |
第20回(2000年) | DZ ディーズィー | 小笠原慧 |
第20回(2000年) | 葬列 | 小川勝己 |
第19回(1999年) | 化して荒波 | 井上尚登 |
第18回(1998年) | 直線の死角 | 山田宗樹 |
第17回(1997年) | 受賞作なし | – |
第16回(1996年) | 受賞作なし | – |
第15回(1995年) | 女神(ヴィーナス)の永遠 | 柴田よしき |
第14回(1994年) | 高原のDデイ | 五十嵐均 |
第13回(1993年) | 受賞作なし | – |
第12回(1992年) | レプリカ | 羽場博行 |
第12回(1992年) | 恋文 | 松木麗 |
第12回(1992年) | 殺人の駒音 | 亜木冬彦 |
第11回(1991年) | 動く不動産 | 姉小路祐 |
第10回(1990年) | 受賞作なし | – |
第9回(1989年) | 消された航跡 | 阿部智 |
第8回(1988年) | 受賞作なし | – |
第7回(1987年) | 時のアラベスク | 服部まゆみ |
第6回(1986年) | 受賞作なし | – |
第5回(1985年) | 見返り美人を消せ | 石井竜生、井原まなみ |
第4回(1984年) | 受賞作なし | – |
第3回(1983年) | 脱獄情死行 | 平龍生 |
第2回(1982年) | 殺人狂時代 ユリエ | 阿久悠 |
第1回(1981年) | この子の七つのお祝いに | 斎藤澪 |
まとめ:【歴代】横溝正史ミステリ&ホラー大賞・受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代横溝正史ミステリ&ホラー大賞・受賞作品を紹介してきました。
興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。
無料で聴く方法
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