「直木賞受賞作の歴代作品を全部チェックしたい!」
「一覧表でまとめている記事はないのかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、歴代の直木賞受賞作品をすべて紹介します。
【歴代】直木賞受賞作の一覧|令和受賞分

まずは、歴代直木賞受賞作の令和受賞分を紹介します。
先に令和の作品一覧表を見たい方は、以下をタップしてご覧ください↓
令和の直木賞受賞作品一覧(タップ)
受賞回・年 | 作品名 | 著者 |
---|---|---|
172(2024下) | 藍を継ぐ海 | 伊与原新 |
171(2024上) | ツミデミック | 一穂ミチ |
170(2023下) | ともぐい | 河﨑秋子 |
170(2023下) | 八月の御所グラウンド | 万城目学 |
169(2023上) | 極楽征夷大将軍 | 垣根涼介 |
169(2023上) | 木挽町のあだ討ち | 永井紗耶子 |
168(2022下) | 地図と拳 | 小川哲 |
168(2022下) | しろがねの葉 | 千早茜 |
167(2022上) | 夜に星を放つ | 窪美澄 |
166(2021下) | 塞王の楯 | 今村翔吾 |
166(2021下) | 黒牢城 | 米澤穂信 |
165(2021上) | テスカトリポカ | 佐藤究 |
165(2021上) | 星落ちて、なお | 澤田瞳子 |
164(2020下) | 心淋し川 | 西條奈加 |
163(2020上) | 少年と犬 | 馳星周 |
162(2019下) | 熱源 | 川越宗一 |
161(2019上) | 渦 妹背山婦女庭訓魂結び | 大島真寿美 |
2024年受賞作品(第172・171回)
2024年に直木賞受賞した作品を紹介します。
ノミネート作品も確認したい方は、直木賞2024まとめを合わせてご覧ください。
第172回(2024下半期):藍を繋ぐ海
第172回直木賞受賞!
数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に――。
徳島の海辺の小さな町で、なんとかウミガメの卵を孵化させ、自分ひとりの力で育てようとする、祖父と二人暮らしの中学生の女の子。年老いた父親のために隕石を拾った場所を偽ろうとする北海道の身重の女性。山口の見島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男。長崎の空き家で、膨大な量の謎の岩石やガラス製品を発見した若手公務員。都会から逃れ移住した奈良の山奥で、ニホンオオカミに「出会った」ウェブデザイナーの女性――。
人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。『月まで三キロ』『八月の銀の雪』の著者による、きらめく全五篇。
読んだ感想
藍を継ぐ海面白かった!特にウミガメの話が印象的で、黒潮の色とか知らなかったことばかり。地方の魅力も再発見できて、自分の地元のことももっと知りたくなりました。
(20代男性)
素晴らしい短編集でした。各話のテーマが多彩で、萩焼、ニホンオオカミ、被曝した瓦礫、隕石、ウミガメと、どれも興味深い題材です。科学的な知見と人間ドラマが見事に調和し、読後に深い余韻が残る作品でした。
(50代女性)
第171回(2024上半期):ツミデミック
大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗ったが――「違う羽の鳥」 失業中で家に籠もりがちな恭一。ある日小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣の一軒家に住む老人にもらったというそれをたばこ代に使ってしまった恭一だが――「特別縁故者」 鮮烈なる“犯罪”小説全6話
読んだ感想
ツミデミックは本当に面白かった!コロナ禍を背景にした6つの短編が、どれも独特な視点で描かれていて引き込まれました。特に、SNSで知り合った人々のストーリーは現代的で共感できる部分が多くて面白かったです。
(20代女性)
ツミデミックは、現代社会の闇を鋭く描きつつ、人間の強さも感じさせる素晴らしい作品でした。6つの短編それぞれが異なるジャンルで、飽きることなく読み進められます。特に、失業した男性の話は、自分の周りでも起こりうる出来事で、深く考えさせられました。
(40代男性)
2023年受賞作品(第170・169回)
2023年に直木賞受賞した作品を紹介します。
ノミネート作品も確認したい方は、直木賞2023まとめを合わせてご覧ください。
第170回(2023下半期):ともぐい
己は人間のなりをした何ものか――人と獣の理屈なき命の応酬の果てには
明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河﨑流動物文学の最高到達点!!
読んだ感想
自然の厳しさと美しさが胸に響く本でした。人間の本質について深く考えさせられて、一気に読み終えた後もしばらく余韻が残りました。素晴らしい作品に出会えて良かった。
(50代男性)
最初の鹿狩りのシーンからグッと引き込まれました。自然の中で生きる人の姿を通して、今の私たちの生き方について考えさせられる。読み応えがあって、何度も読み返したくなる本です。
(40代女性)
第170回(2023下半期):八月の御所グラウンド
作品名 | 八月の御所グラウンド |
---|---|
著者 | 万城目学 |
出版社 | 文藝春秋 |
京都が生んだ、やさしい奇跡。
ホルモー・シリーズ以来16年ぶり
京都×青春感動作女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。
読んだ感想
キャラクターが個性的で面白いし、スポーツものなのに不思議な展開が新鮮。ちょっと切ないけど、読み終わった後なんか元気出る!京都行きたくなります
(20代男性)
個性的な登場人物たちの物語に夢中になって、気づいたら夜更かししてました。心がすっきりする、そんな作品です。
(40代女性)
第169回(2023上半期):極楽征夷大将軍
史上最も無能な征夷大将軍
やる気なし
使命感なし
執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。
後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。
怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、
何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?
幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。
読んだ感想
その時代にタイムスリップしたかのような臨場感がありました。教科書からは読み取れない歴史の魅力に満ちた作品で面白かったです。
(40代女性)
歴史小説なのに全然硬くなくて、すごく読みやすかったです。登場人物たちの人間味あふれる描写に惹かれましたし、特に尊氏の天然キャラと周囲の反応のギャップが面白かったです。高師直の新しい一面も興味深く、歴史への見方が変わりました。
(30代男性)
第169回(2023上半期):木挽町のあだ討ち
ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!
読んだ感想
歴史小説の概念を覆す新鮮な作品でした。軽やかな語り口と緻密なミステリ展開のバランスが絶妙で、江戸時代の世界に引き込まれました。登場人物の心理描写が深く、人間ドラマとしても魅力的です。
(30代女性)
仇討ちの真相に迫る過程で、人間の機微や情感が丁寧に描かれており、心を打たれました。若い方から年配の方まで、幅広い世代に自信を持っておすすめできる1冊です。
(60代男性)
2022年受賞作品(第168・167回)
2022年に直木賞受賞した作品を紹介します。
ノミネート作品も確認したい方は、直木賞2022まとめを合わせてご覧ください。
第168回(2022下半期):地図と拳
【第168回直木賞受賞作!】
【第13回山田風太郎賞受賞作!】「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」
日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。
ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。
読んだ感想
本当に面白かったです!SFと歴史が絡み合う展開に引き込まれっぱなしでした。登場人物たちの生き方がとてもリアルで、満州の雰囲気も生き生きと伝わってきます。長編ですが、全く飽きることなく一気に読み終えてしまいました!
(20代女性)
歴史小説とSFの融合という斬新な試みに、ページをめくる手が止まりませんでした。600ページを超える大作なのに、あっという間に読み終えてしまいました。満州の歴史と人々の運命が交差していく様子が見事に描かれていて、知的好奇心も大いに刺激されました。
(30代男性)
第168回(2022下半期):しろがねの葉
男たちは命を賭して穴を穿つ。
山に、私の躰の中に――戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。
天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。
しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。
生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
読んだ感想
千早茜さんの魅力が凝縮された傑作だと感じました。繊細で強い男女の描写が秀逸で、歴史小説としての重厚さと人物描写の豊かさが見事に調和しています。石見銀山の世界に引き込まれ、人間の生き方について深く考えさせられました。
(50代女性)
ウメの強さと生命力に心を打たれました。石見銀山という過酷な環境の中での人間模様が見事に描かれていて、特に最後の二章は胸にグッときて、読み終えた後も、しばらくその感動に浸っていました。
(30代男性)
第167回(2022上半期):夜に星を放つ
かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。
コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。
読んだ感想
窪美澄さんの『夜に星を放つ』は、世代を超えて共感できる珠玉の短編集です。家族の絆や人生の転機など、普遍的なテーマを現代的な視点で描き出す手腕に感銘を受けました。各物語に散りばめられた星空の描写が、人生への希望を象徴しているようで心が温まります。
(60代女性)
日常の中にある小さな喜びや悲しみを丁寧に描いた『夜に星を放つ』。柔らかな文体で描かれる5つの物語は、それぞれが異なる魅力を持ち、読み進めるたびに心が温かくなりました。現代社会を映し出すような登場人物たちの姿に、思わず自分自身を重ねてしまいました。
(30代女性)
2021年受賞作品(第166・165回)
2021年に直木賞受賞した作品を紹介します。
ノミネート作品も確認したい方は、直木賞2021まとめを合わせてご覧ください。
第166回(2021下半期):塞王の楯
どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。
幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。
匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。
一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。
読んだ感想
戦国時代の石垣職人って地味そうだと思ってたけど、めっちゃ面白かった!主人公たちの技術と戦略がカッコよくて、ドキドキが止まらなかったです。恋愛要素もあって、最後まで一気読みしちゃいました。
(20代女性)
著者の筆力に感服しました。戦国の世を生きる職人たちの姿が生き生きと描かれ、まるでその場にいるかのような臨場感がありました。人物像の魅力と緻密な歴史考証のバランスが絶妙で、最後まで楽しめました。
(50代男性)
第166回(2021下半期):黒牢城
本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。
読んだ感想
歴史とミステリーが見事に融合し、荒木村重の心理描写がよかったです。登場人物たちの葛藤や思惑が生々しく伝わってきて、まるでその場にいるような臨場感がありました。歴史好きはもちろん、ミステリーファンにもおすすめの一冊です。
(40代女性)
歴史小説とミステリーの融合が見事。荒木村重と黒田官兵衛の駆け引きに引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。通勤中に電車で読んでいたら、駅を乗り過ごしそうなほど没頭してしまいました。
(30代男性)
第165回(2021上半期):テスカトリポカ
心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!
メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。
読んだ感想
最高でした!登場人物みんなクセあるけど愛せる。知的好奇心も刺激されて、読後感もバツグンによかった。暴力描写もすごかったけど、それも含めて魅力的な作品です
(20代男性)
アステカ神話を現代に重ねるという斬新な設定が新鮮で、スリリングな展開に引き込まれます。登場人物の描写も秀逸で、一人一人に魅力を感じました。生と死について深く考えさせられる、刺激的な一冊でした
(30代女性)
第165回(2021上半期):星落ちて、なお
不世出の絵師・河鍋暁斎の娘とよは、暁翠の画号をもつ女絵師。
父亡き後、仲がよいとは言えぬ腹違いの兄・周三郎(暁雲)と共に、
洋画旋風の中、狩野派由来の父の画風を守ろうとする。
明治大正の激動の時代、家庭の生活を担いつつ、
絵師として母として、愚直に己の生を全うした女の一代記。
第165回直木賞受賞作。
読んだ感想
歴史小説でありながら、現代にも通じるテーマを扱っている点が面白かったです。女性の生き方や選択について、深く考えさせられました。物語の展開も巧みで、一気に読み終えてしまいました。平安時代への興味も湧きましたね。
(40代女性)
平安時代なのに、今の私たちの悩みとリンクする部分が多くて驚きました。登場人物の葛藤や決断に、自分の将来を重ねて考えさせられる作品です。歴史小説って難しそうと思っていましたが、すらすら読めて面白かったです!
(20代女性)
2020年受賞作品(第164・163回)
2020年に直木賞受賞した作品を紹介します。
第164回(2020下):心淋し川
江戸、千駄木町の一角は心(うら)町と呼ばれ、そこには「心淋し川」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛が囲っている年増で不美人な妾のおりきは、六兵衛が持ち込んだ張形をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだし…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな唄声を聞く。荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が捨ててしまった女がよく口にしていた唄だった…(「はじめましょ」)など、生きる喜びと哀しみが織りなす全六話。
読んだ感想
短編集だと思って読み始めたら、最後に全ての話が繋がっていく展開に引き込まれました。各話の登場人物の生き様が胸に刺さりました。
(30代女性)
時代は江戸でも、描かれている人間関係や心の機微は、今の時代にも通じるものばかりでした。家族との絆、仕事への向き合い方、様々な場面で自分の経験と重なって。哀しい場面も多いのに、どこか温かな希望が感じられる。そんなバランスの取れた作品だと思います。
(40代男性)
第163回(2020上):少年と犬
犬を愛するすべての人に捧げる感涙作
傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。
2011年秋、仙台。震災で職を失い、家族のため犯罪に手を染めた男。偶然拾った犬が男の守り神になった(男と犬)。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた(夫婦と犬)。人と犬の種を超えた深い絆を描く感涙作。
読んだ感想
『少年と犬』マジで感動しました…!震災の話も出てくるけど重くなりすぎず、ちゃんと考えさせられて、色んな人の目線で話が進んでくのが面白かったです。
(20代男性)
人と犬の関係を通して、色んな人の人生が見えてくる、そんな本でした。登場人物それぞれの視点で物語が展開していくから、色んな立場の気持ちが分かって考えさせられました。
(30代女性)
2019年受賞作品(第162・161回)
2019年に直木賞受賞した作品を紹介します。
第162回(2019下):熱源
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
読んだ感想
「熱源」は心情描写がリアルで、感情移入しやすかったです。ストーリーも緻密で、最後まで飽きずに楽しめました。
(20代女性)
人間関係の描写が深く、共感できる部分が多い。読んでいて心が温まる作品でした。
(40代男性)
第161回(2019上):渦 妹背山婦女庭訓魂結び
作品名 | 渦 妹背山婦女庭訓魂結び |
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著者 | 大島真寿美 |
出版社 | 文藝春秋 |
江戸時代の大坂・道頓堀。穂積成章は父から近松門左衛門の硯をもらい、浄瑠璃作者・近松半二として歩みだす。だが弟弟子には先を越され、人形遣いからは何度も書き直させられ、それでも書かずにはいられない。物語が生まれる様を圧倒的熱量と義太夫のごとき流麗な語りで描く、直木賞&高校生直木賞受賞作。
読んだ感想
ただの歴史小説ではなく、登場人物たちの人間ドラマが素敵でした。特に、愛と友情の葛藤がリアルに描かれていました。何度も読み返したくなる作品です。
(40代女性)
江戸時代の道頓堀がリアルに描かれていて、まるでその場にいるかのような感覚を味わえました。主人公の成長に共感し、感情移入できる作品です。
(20代男性)
【歴代】直木賞受賞作の一覧|平成以前の受賞分

歴代直木賞受賞作の平成・昭和受賞分の作品を紹介します。
直木賞受賞作品〜平成受賞分〜
受賞回・年 | 作品名 | 著者 |
---|---|---|
160(2018下) | 宝島 | 真藤順丈 |
159(2018上) | ファーストラヴ | 島本理生 |
158(2017下) | 銀河鉄道の父 | 門井慶喜 |
157(2017上) | 月の満ち欠け | 佐藤正午 |
156(2016下) | 蜜蜂と遠雷 | 恩田陸 |
155(2016上) | 海の見える理髪店 | 荻原浩 |
154(2015下) | つまをめとらば | 青山文平 |
153(2015上) | 流 | 東山彰良 |
152(2014下) | サラバ! | 西加奈子 |
151(2014上) | 破門 | 黒川博行 |
150(2013下) | 昭和の犬 | 姫野カオルコ |
150(2013下) | 恋歌 | 朝井まかて |
149(2013上) | ホテルローヤル | 桜木紫乃 |
148(2012下) | 等伯 | 安部龍太郎 |
148(2012下) | 何者 | 朝井リョウ |
147(2012上) | 鍵のない夢を見る | 辻村深月 |
146(2011下) | 蜩ノ記 | 葉室麟 |
145(2011上) | 下町ロケット | 池井戸潤 |
144(2010下) | 月と蟹 | 道尾秀介 |
144(2010下) | 漂砂のうたう | 木内昇 |
143(2010上) | 小さいおうち | 中島京子 |
142(2009下) | 廃墟に乞う | 佐々木譲 |
142(2009下) | ほかならぬ人へ | 白石一文 |
141(2009上) | 鷺と雪 | 北村薫 |
140(2008下) | 利休にたずねよ | 山本兼一 |
140(2008下) | 悼む人 | 天童荒太 |
139(2008上) | 切羽へ | 井上荒野 |
138(2007下) | 私の男 | 桜庭一樹 |
137(2007上) | 吉原手引草 | 松井今朝子 |
136(2006下) | なし | なし |
135(2006上) | 風に舞いあがるビニールシート | 森絵都 |
135(2006上) | まほろ駅前多田便利軒 | 三浦しをん |
134(2005下) | 容疑者Xの献身 | 東野圭吾 |
133(2005上) | 花まんま | 朱川湊人 |
132(2004下) | 対岸の彼女 | 角田光代 |
131(2004上) | 邂逅の森 | 熊谷達也 |
131(2004上) | 空中ブランコ | 奥田英朗 |
130(2003下) | 後巷説百物語 | 京極夏彦 |
130(2003下) | 号泣する準備はできていた | 江國香織 |
129(2003上) | 星々の舟 | 村山由佳 |
129(2003上) | 4TEEN フォーティーン | 石田衣良 |
128(2002下) | なし | なし |
127(2002上) | 生きる | 乙川優三郎 |
126(2001下) | 肩ごしの恋人 | 唯川恵 |
126(2001下) | あかね空 | 山本一力 |
125(2001上) | 愛の領分 | 藤田宜永 |
124(2000下) | プラナリア | 山本文緒 |
124(2000下) | ビタミンF | 重松清 |
123(2000上) | 虹の谷の五月 | 船戸与一 |
123(2000上) | GO | 金城一紀 |
122(1999下) | 長崎ぶらぶら節 | なかにし礼 |
121(1999上) | 柔らかな頬 | 桐野夏生 |
121(1999上) | 王妃の離婚 | 佐藤賢一 |
120(1998下) | 理由 | 宮部みゆき |
119(1998上) | 赤目四十八瀧心中未遂 | 車谷長吉 |
118(1997下) | なし | なし |
117(1997上) | 鉄道員 (ぽっぽや) | 浅田次郎 |
117(1997上) | 女たちのジハード | 篠田節子 |
116(1996下) | 山妣 | 坂東眞砂子 |
115(1996上) | 凍える牙 | 乃南アサ |
114(1995下) | テロリストのパラソル | 藤原伊織 |
114(1995下) | 恋 | 小池真理子 |
113(1995上) | 白球残映 | 赤瀬川隼 |
112(1994下) | なし | なし |
111(1994上) | 二つの山河 | 中村彰彦 |
111(1994上) | 帰郷 | 海老沢泰久 |
110(1993下) | 恵比寿屋喜兵衛手控え | 佐藤雅美 |
110(1993下) | 新宿鮫 無間人形 | 大沢在昌 |
109(1993上) | 恋忘れ草 | 北原亞以子 |
109(1993上) | マークスの山 | 高村薫 |
108(1992下) | 佃島ふたり書房 | 出久根達郎 |
107(1992上) | 受け月 | 伊集院静 |
106(1991下) | 狼奉行 | 高橋義夫 |
106(1991下) | 緋い記憶 | 高橋克彦 |
105(1991上) | 夏姫春秋 | 宮城谷昌光 |
105(1991上) | 青春デンデケデケデケ | 芦原すなお |
104(1990下) | 漂泊者のアリア | 古川薫 |
103(1990上) | 蔭桔梗 | 泡坂妻夫 |
102(1989下) | 小伝抄 | 星川清司 |
102(1989下) | 私が殺した少女 | 原尞 |
101(1989上) | 高円寺純情商店街 | ねじめ正一 |
101(1989上) | 遠い国からの殺人者 | 笹倉明 |
直木賞受賞作品〜昭和受賞分〜
受賞回・年 | 作品名 | 著者 |
---|---|---|
100(1988下) | 熟れてゆく夏 | 藤堂志津子 |
100(1988下) | 東京新大橋雨中図 | 杉本章子 |
99(1988上) | 凍れる瞳・端島の女 | 西木正明 |
99(1988上) | 遠い海から来たCOO | 景山民夫 |
98(1987下) | それぞれの終楽章 | 阿部牧郎 |
97(1987上) | 海狼伝 | 白石一郎 |
97(1987上) | ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー | 山田詠美 |
96(1986下) | 遠いアメリカ | 常盤新平 |
96(1986下) | カディスの赤い星 | 逢坂剛 |
95(1986上) | 恋紅 | 皆川博子 |
94(1985下) | 魚河岸ものがたり | 森田誠吾 |
94(1985下) | 最終便に間に合えば・京都まで | 林真理子 |
93(1985上) | 演歌の虫・老梅 | 山口洋子 |
92(1984下) | なし | なし |
91(1984上) | てんのじ村 | 難波利三 |
91(1984上) | 恋文 | 連城三紀彦 |
90(1983下) | 私生活 | 神吉拓郎 |
90(1983下) | 秘伝 | 高橋治 |
89(1983上) | 黒パン俘虜記 | 胡桃沢耕史 |
88(1982下) | なし | なし |
87(1982上) | 炎熱商人 | 深田祐介 |
87(1982上) | 時代屋の女房 | 村松友視 |
86(1981下) | 機雷 | 光岡明 |
86(1981下) | 蒲田行進曲 | つかこうへい |
85(1981上) | 人間万事塞翁が丙午 | 青島幸男 |
84(1980下) | 元首の謀叛 | 中村正軌 |
83(1980上) | 花の名前・かわうそ・犬小屋 | 向田邦子 |
83(1980上) | 黄色い牙 | 志茂田景樹 |
82(1979下) | なし | なし |
81(1979上) | 浪曲師朝日丸の話・ミミのこと | 田中小実昌 |
81(1979上) | ナポレオン狂 | 阿刀田高 |
80(1978下) | 一絃の琴 | 宮尾登美子 |
80(1978下) | 大浪花諸人往来 | 有明夏夫 |
79(1978上) | 深重の海 | 津本陽 |
79(1978上) | 離婚 | 色川武大 |
78(1977下) | なし | なし |
77(1977上) | なし | なし |
76(1976下) | 子育てごっこ | 三好京三 |
75(1976上) | なし | なし |
74(1975下) | 復讐するは我にあり | 佐木隆三 |
73(1975上) | なし | なし |
72(1974下) | アトラス伝説 | 井出孫六 |
72(1974下) | 雨やどり | 半村良 |
71(1974上) | 鬼の詩 | 藤本義一 |
70(1973下) | なし | なし |
69(1973上) | 暗殺の年輪 | 藤沢周平 |
69(1973上) | 津軽世去れ節・津軽じょんから節 | 長部日出雄 |
68(1972下) | なし | なし |
67(1972上) | 斬 | 綱淵謙錠 |
67(1972上) | 手鎖心中 | 井上ひさし |
66(1971下) | なし | なし |
65(1971上) | なし | なし |
64(1970下) | 長良川 | 豊田穣 |
63(1970上) | 軍旗はためく下に | 結城昌治 |
63(1970上) | 光と影 | 渡辺淳一 |
62(1969下) | なし | なし |
61(1969上) | 戦いすんで日が暮れて | 佐藤愛子 |
60(1968下) | 青玉獅子香炉 | 陳舜臣 |
60(1968下) | 僑人の檻 | 早乙女貢 |
59 (1968上) | – | – |
58 (1967下) | アメリカひじき・火垂るの墓 | 野坂昭如 |
58 (1967下) | 聖少女 | 三好徹 |
57 (1967上) | 追いつめる | 生島治郎 |
56 (1966下) | 蒼ざめた馬を見よ | 五木寛之 |
55 (1966上) | 白い罌粟 | 立原正秋 |
54 (1965下) | 虜愁記 | 千葉治平 |
54 (1965下) | 八百長 | 新橋遊吉 |
53 (1965上) | 虹 | 藤井重夫 |
52 (1964下) | 炎環 | 永井路子 |
52 (1964下) | 張少子の話 | 安西篤子 |
51 (1964上) | – | – |
50 (1963下) | 塵の中 | 和田芳恵 |
50 (1963下) | 巷談本牧亭 | 安藤鶴夫 |
49 (1963上) | 女のいくさ | 佐藤得二 |
48 (1962下) | 孤愁の岸 | 杉本苑子 |
48 (1962下) | 江分利満氏の優雅な生活 | 山口瞳 |
47 (1962上) | 天才と狂人の間 | 杉森久英 |
46 (1961下) | 螢の河 | 伊藤桂一 |
45 (1961上) | 雁の寺 | 水上勉 |
44 (1960下) | はぐれ念仏 | 寺内大吉 |
44 (1960下) | 背徳のメス | 黒岩重吾 |
43 (1960上) | 錯乱 | 池波正太郎 |
42 (1959下) | 團十郎切腹事件 | 戸板康二 |
42 (1959下) | 梟の城 | 司馬遼太郎 |
41 (1959上) | 馬淵川 | 渡邊喜恵子 |
41 (1959上) | 鏨師 | 平岩弓枝 |
40 (1958下) | 落ちる | 多岐川恭 |
40 (1958下) | 総会屋錦城 | 城山三郎 |
39 (1958上) | 赤い雪 | 榛葉英治 |
39 (1958上) | 花のれん | 山崎豊子 |
38 (1957下) | – | – |
37 (1957上) | ルソンの谷間 | 江崎誠致 |
36 (1956下) | お吟さま | 今東光 |
36 (1956下) | 勝烏 | 穂積驚 |
35 (1956上) | 燈台鬼 | 南條範夫 |
35 (1956上) | 壁の花 | 今官一 |
34 (1955下) | 強力伝 | 新田次郎 |
34 (1955下) | 香港 | 邱永漢 |
33 (1955上) | – | – |
32 (1954下) | 高安犬物語 | 戸川幸夫 |
32 (1954下) | ボロ家の春秋 | 梅崎春生 |
31 (1954上) | 終身未決囚 | 有馬頼義 |
30 (1953下) | – | – |
29 (1953上) | – | – |
28 (1952下) | 叛乱 | 立野信之 |
27 (1952上) | 罪な女・その他 | 藤原審爾 |
26 (1951下) | 鈴木主水 | 久生十蘭 |
26 (1951下) | イエスの裔 | 柴田錬三郎 |
25 (1951上) | 英語屋さん・その他 | 源氏鶏太 |
24 (1950下) | 真説石川五右衛門・長恨歌 | 檀一雄 |
23 (1950上) | 執行猶予 | 小山いと子 |
23 (1950上) | 天皇の帽子 | 今日出海 |
22 (1949下) | 海の廃園 | 山田克郎 |
21 (1949上) | 面・刺青 | 富田常雄 |
20 (1944下) | – | – |
19 (1944上) | ニューギニヤ山岳戦 | 岡田誠三 |
18 (1943下) | 山畠・蛾と笹舟 | 森荘已池 |
17 (1943上) | – | – |
16 (1942下) | 寛容・その他 | 神崎武雄 |
16 (1942下) | 強情いちご・その他 | 田岡典夫 |
15 (1942上) | – | – |
14 (1941下) | – | – |
13 (1941上) | 雲南守備兵 | 木村荘十 |
12 (1940下) | 上総風土記・その他 | 村上元三 |
11 (1940上) | 軍事郵便 | 河内仙介 |
11 (1940上) | 小指・その他 | 堤千代 |
10 (1939下) | – | – |
9 (1939上) | – | – |
8 (1938下) | 兜首・秋田口の兄弟 | 大池唯雄 |
7 (1938上) | ナリン殿下への回想 | 橘外男 |
6 (1937下) | ジョン萬次郎漂流記・その他 | 井伏鱒二 |
5 (1937上) | – | – |
4 (1936下) | 人生の阿呆 | 木々高太郎 |
3 (1936上) | 天正女合戦・武道傳來記 | 海音寺潮五郎 |
2 (1935下) | 吉野朝太平記 | 鷲尾雨工 |
1 (1935上) | 鶴八鶴次郎・風流深川唄 その他 | 川口松太郎 |
【歴代】直木賞受賞作のいろんなまとめ

ここでは、直木賞受賞した作品の中で「文庫本化されたもの」「映画化されたもの」を紹介します。
文庫本化された本まとめ
直木賞受賞作品は、ほとんどの場合「文庫本」として出版されます。
単行本の出版から2年半ほどたった作品は、文庫本としてお手頃価格で手に入るので、積極的に活用したいですよね。
どの本が文庫本化されているのか詳しく知りたい方は、直木賞文庫本化作品まとめの記事をご覧ください↓

映画化された作品まとめ
直木賞受賞作品の中には、映画化されるものも多くあります。
令和の直木賞・映画化作品には以下のようなものがあります。
- 銀河鉄道の父(2017下半期受賞・2023年映画化)
- 月の満ち欠け(2017年上半期受賞・2022年映画化)
- ファーストラヴ(2018年上半期受賞・2021年映画化)
- ホテルローヤル(2013年上半期受賞・2020年映画化)
- 蜜蜂と遠雷(2016年下半期受賞・2019年映画化)
その他の「平成〜昭和に映画化された作品」「これから映画化される予定の作品」を詳しく知りたい方は、直木賞・映画化作品の記事をご覧ください↓

まとめ:【歴代】直木賞受賞作の一覧で読みたい作品を見つけよう

歴代直木賞受賞作品を紹介してきました。
興味のある本があったら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。
他にも直木賞まとめを見る
歴代の直木賞売上ランキングはこちら↓
歴代の直木賞受賞作家(男性・女性別)一覧はこちら↓

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最後に「無料体験を試す」をタップすれば、オーディブルの無料体験が始まります!
Step2:アプリをダウンロードして聴く
続いて、スマホにアプリをダウンロードして、好きな本を聴いてみましょう。
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よいオーディブル体験を〜